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研究分野別サイレントキーワード
「高圧」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】物理学:低温・高圧高圧を含む研究件
❏低温物性測定用20GPa級圧力発生装置の開発(16K13830)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上床 美也 東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)
【キーワード】高圧発生装置 / 低温高圧 / マルチアンビル / 圧力発生装置 / 高圧 (他6件)
【概要】これまで静水圧性の良い低温用圧力措置としてキュービックアンビル圧力発生装置を開発し使用してきた。今回、より高い圧力下での測定を目指し、2段式(6-8型)圧力発生装置の開発を行った。試料はキュービックアンビル圧力発生装置で使用してきたテフロンセルを用いると共に、ガスケットの新たな設計を行った。電気抵抗測定による圧力校正を行った結果、GaPを用いた測定により、140トンの荷重で、23GPaを発生出来て...
❏ヘリウムを用いた精密低温高圧装置の試作(07554056)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】毛利 信男 東京大学, 物性研究所, 教授 (40000848)
【キーワード】多重極限 / 低温・高圧 / 低温・高圧・磁場 / 低温 / 高圧 (他8件)
【概要】最近注目されている高温超伝導体、ヘビーフェルミオン系物質、有機物質などで見い出された異常な現象は固体内の電子、原子、イオン間の種々の相互作用が拮抗した中で発現しているのが特徴である。これらの異常現象を解明するには要素間の相互作用を温度、磁場、高圧の外部パラメータによって人為的に制御し、その現象の機構を調査、研究することが重要である。 このような背景のもとに本研究課題は外部パラメータとして温度と高圧...
【数物系科学】物理学:低温物性高圧を含む研究件
❏低温物性測定用20GPa級圧力発生装置の開発(16K13830)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上床 美也 東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)
【キーワード】高圧発生装置 / 低温高圧 / マルチアンビル / 圧力発生装置 / 高圧 (他6件)
【概要】これまで静水圧性の良い低温用圧力措置としてキュービックアンビル圧力発生装置を開発し使用してきた。今回、より高い圧力下での測定を目指し、2段式(6-8型)圧力発生装置の開発を行った。試料はキュービックアンビル圧力発生装置で使用してきたテフロンセルを用いると共に、ガスケットの新たな設計を行った。電気抵抗測定による圧力校正を行った結果、GaPを用いた測定により、140トンの荷重で、23GPaを発生出来て...
❏相転移近傍で現れる新奇超伝導現象の研究(15H03681)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上床 美也 東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)
【キーワード】高圧 / 超伝導 / 軌道秩序 / FeSe系高温超伝導 / MnP (他11件)
【概要】本研究では、高圧力を基軸とした、相転移点近傍で出現する超伝導の起源およびその周辺で出現する異常物性を明らかにすると共に新たな新奇物性探索をする事を研究目的として行った。これまで発見されていた圧力誘起超伝導物質の圧力相図を完成させると共に、その超伝導の起源についての知見を得た。また、いくつかの物質に置いて、新たな圧力誘起超伝導現象を発見し、その圧力相図を明らかにした。また鉄系超伝導物質に置いて、その...
【数物系科学】物理学:強相関電子系高圧を含む研究件
❏定荷重圧力装置を用いたドハース振動観測装置の開発と強相関電子系のフェルミ面の研究(19K03713)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】摂待 力生 新潟大学, 自然科学系, 教授 (00251041)
【キーワード】純良単結晶育成 / 高圧実験 / ドハース・ファンアルフェン効果 / フェルミ面 / 単結晶育成 (他10件)
【概要】定荷重圧力装置を用いた圧力下のドハース・ファンアルフェン(dHvA)振動およびシュブニコフ・ドハース(SdH)振動を観測するための圧力セルの製作および希土類元素や遷移金属元素を含む強相関物質の単結晶育成を行い,電気抵抗や比熱,磁化およびdHvA (SdH) 振動の実験からその電子状態および磁性状態を調べた。重い電子系CeIrIn5やCeRhIn5では,メタ磁性やリフシッツ転移前後の電子状態を調べた...
❏一軸方向加圧環境を含む高圧下NMR装置の開発と強相関電子系への適用(17340107)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】藤原 直樹 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 准教授 (60272530)
【キーワード】高温超伝導 / 高圧測定 / 核磁気共鳴 / 強相関電子系 / 高圧 (他11件)
【概要】ピストンシリンダー型圧力セルにおいて4万気圧まで至達することに成功した。このセルを用いて圧力下で最適条件となる鉄砒素系高温超伝導体LaFeAsO_<1-x>F_xや、梯子格子銅酸化物Sr_2Ca_<12>Cu_<24>O_<41>のNMR測定を行い、超伝導転移点T_Cが高圧下で上昇する機構を解明した。 ...
【数物系科学】物理学:低温高圧を含む研究件
❏革新的低温高圧装置と中性子を駆使した氷の未解決問題と惑星科学へのアプローチ(26246039)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70233666)
【キーワード】氷 / 高圧 / 中性子回折 / 低温 / 地球化学 (他9件)
【概要】本研究では、低温条件で自在に圧力を制御可能な中性子回折観察用の高圧発生装置を開発し、これを用いて低温高圧下で安定な氷の構造と物性に関する知見を得ることを目的とした。 クライオスタットと液体窒素冷却とのハイブリッドシステムを高圧発生装置に適用することで、温度下限を40 K程度まで拡大し、これまで未踏であった条件での高圧下中性子回折測定が可能となった。本研究で開発された装置を用いることで、氷VII相に...
❏ヘリウムを用いた精密低温高圧装置の試作(07554056)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】毛利 信男 東京大学, 物性研究所, 教授 (40000848)
【キーワード】多重極限 / 低温・高圧 / 低温・高圧・磁場 / 低温 / 高圧 (他8件)
【概要】最近注目されている高温超伝導体、ヘビーフェルミオン系物質、有機物質などで見い出された異常な現象は固体内の電子、原子、イオン間の種々の相互作用が拮抗した中で発現しているのが特徴である。これらの異常現象を解明するには要素間の相互作用を温度、磁場、高圧の外部パラメータによって人為的に制御し、その現象の機構を調査、研究することが重要である。 このような背景のもとに本研究課題は外部パラメータとして温度と高圧...
❏クエンチされた高圧相からのアモルファス化の研究(04640352)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】相転移 / 放射光 / 化合物半導体 / 超高圧 / アモルファス化 (他10件)
【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...
【数物系科学】地球惑星科学:中性子高圧を含む研究件
❏中性子・X線回折によるアモルファス氷の結晶化その場観察(25870182)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50541942)
【キーワード】アモルファス氷 / 高圧 / 結晶化 / 氷 / 多形 (他9件)
【概要】塩は通常の氷にはほとんど取り込まれることがない。しかし、高圧氷にはかなりの量の塩分を含みうることが、最近の研究でわかってきている。この塩を含む高圧氷は、低温高圧下でアモルファス氷から結晶化するという特殊な方法で生成されている。本研究期間では、この生成過程の基礎研究、すなわち塩分濃度の違いによるアモルファス化や結晶化の温度圧力を調べる研究を行い、またこの特殊な生成過程を応用した新規塩水和物の結晶構造...
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
❏パルス中性子線源を用いた高圧下中性子回折実験と鉱物科学の新展開(18634010)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (70233666)
【キーワード】中性子 / 高圧 / J-PARC / パルス中性子 / 地球内部 (他6件)
【概要】本研究では、東海村に建設中のパルス中性子線源J-PARCに、超高圧高温物質科学ビームラインを立ち上げるための準備作業を行うことを目的としている。鉱物物理、結晶学、材料科学などの分野の研究者総勢31名がメンバーとして加わり、今後のサイエンスの動向や、必要とされるビームラインの性能などについて議論を重ねた。2006年5月のキックオフミーティングを皮切りに、ほぼ2ヶ月に一度の割合でメンバーを集め、テクニ...
【数物系科学】地球惑星科学:多形高圧を含む研究件
❏高圧と高電圧で新たな氷の秩序相を誘起する(16K13904)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50541942)
【キーワード】氷 / 高圧 / 高電場 / 中性子回折 / 誘電率測定 (他8件)
【概要】氷の多形の探査は、過去100年以上にわたって温度・圧力を変数とした観察をもとに進められてきた。本研究では、温度・圧力に加えて新たに電場を変数とすることで、これまで観測されることのなかった秩序構造を見出すことを目的として、世界で初めて高圧下・高電場下での中性子回折実験および高圧下での誘電率測定を、氷の多形の一つである、氷VII相に対して行った。その結果、中性子回折からは明瞭な秩序化の証拠は得られなか...
❏中性子・X線回折によるアモルファス氷の結晶化その場観察(25870182)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50541942)
【キーワード】アモルファス氷 / 高圧 / 結晶化 / 氷 / 多形 (他9件)
【概要】塩は通常の氷にはほとんど取り込まれることがない。しかし、高圧氷にはかなりの量の塩分を含みうることが、最近の研究でわかってきている。この塩を含む高圧氷は、低温高圧下でアモルファス氷から結晶化するという特殊な方法で生成されている。本研究期間では、この生成過程の基礎研究、すなわち塩分濃度の違いによるアモルファス化や結晶化の温度圧力を調べる研究を行い、またこの特殊な生成過程を応用した新規塩水和物の結晶構造...
【数物系科学】地球惑星科学:X線回折高圧を含む研究件
❏中性子ビーム有効利用のための高圧下X線構造解析装置の開発(21840024)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任講師 (50541942)
【キーワード】高圧 / X線回折 / 中性子回折 / 高圧下X線回折
【概要】実験室において77K-500K,0-10GPaまでの温度圧力範囲でのX線回折実験が行える装置の開発を行った。また、広い開口角を持つダイアモンドアンビルセルを開発し、非常に広範囲の逆空間の高精度な測定が可能になった。 ...
❏クエンチされた高圧相からのアモルファス化の研究(04640352)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】相転移 / 放射光 / 化合物半導体 / 超高圧 / アモルファス化 (他10件)
【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...
❏低温高圧下のX線回折による圧力誘起相転移の研究(62540249)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】低温 / 高圧 / X線回折 / 相転移 / アモルファス半導体 (他6件)
【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...
【数物系科学】地球惑星科学:高圧力高圧を含む研究件
❏定荷重圧力装置を用いたドハース振動観測装置の開発と強相関電子系のフェルミ面の研究(19K03713)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】摂待 力生 新潟大学, 自然科学系, 教授 (00251041)
【キーワード】純良単結晶育成 / 高圧実験 / ドハース・ファンアルフェン効果 / フェルミ面 / 単結晶育成 (他10件)
【概要】定荷重圧力装置を用いた圧力下のドハース・ファンアルフェン(dHvA)振動およびシュブニコフ・ドハース(SdH)振動を観測するための圧力セルの製作および希土類元素や遷移金属元素を含む強相関物質の単結晶育成を行い,電気抵抗や比熱,磁化およびdHvA (SdH) 振動の実験からその電子状態および磁性状態を調べた。重い電子系CeIrIn5やCeRhIn5では,メタ磁性やリフシッツ転移前後の電子状態を調べた...
❏高圧と高電圧で新たな氷の秩序相を誘起する(16K13904)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50541942)
【キーワード】氷 / 高圧 / 高電場 / 中性子回折 / 誘電率測定 (他8件)
【概要】氷の多形の探査は、過去100年以上にわたって温度・圧力を変数とした観察をもとに進められてきた。本研究では、温度・圧力に加えて新たに電場を変数とすることで、これまで観測されることのなかった秩序構造を見出すことを目的として、世界で初めて高圧下・高電場下での中性子回折実験および高圧下での誘電率測定を、氷の多形の一つである、氷VII相に対して行った。その結果、中性子回折からは明瞭な秩序化の証拠は得られなか...
❏相転移近傍で現れる新奇超伝導現象の研究(15H03681)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上床 美也 東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)
【キーワード】高圧 / 超伝導 / 軌道秩序 / FeSe系高温超伝導 / MnP (他11件)
【概要】本研究では、高圧力を基軸とした、相転移点近傍で出現する超伝導の起源およびその周辺で出現する異常物性を明らかにすると共に新たな新奇物性探索をする事を研究目的として行った。これまで発見されていた圧力誘起超伝導物質の圧力相図を完成させると共に、その超伝導の起源についての知見を得た。また、いくつかの物質に置いて、新たな圧力誘起超伝導現象を発見し、その圧力相図を明らかにした。また鉄系超伝導物質に置いて、その...
【数物系科学】地球惑星科学:mantle composition高圧を含む研究件
❏高圧実験と地震波観測による統合的アプローチを用いた沈み込み帯下の構造と進化の解明(19H02002)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】GREAUX Steeve 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 助教 (90543166)
【キーワード】mantle composition / high pressure / ultrasonic measurement / seismological model / triplication
【概要】P- and S-wave velocities (VP and VS) are the unique tool we have to explore the inaccessible deep Earth and planetary interiors via comparisons with the observed seismic velocities. In this FY we carr...
❏コンドライトの融解で探る初期惑星の形成と分化(26287105)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】GREAUX Steeve 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 特定研究員 (90543166)
【キーワード】chondrite / melting temperature / high pressure / magma ocean / planetary accretion (他10件)
【概要】本研究では,コンドライト隕石の融解温度と相関係を高圧実験によって決定した.目的は,核形成,マントル全岩組成,始原マントルの酸化還元状態など,岩石型惑星形成初期の物質分化過程の理解である.融解実験は,天然の炭素質コンドライト隕石(CI2,タギシュ・レイク)とエンスタタイトコンドライト隕石(EH,サハラ)に対してマルチアンビル型高圧合成装置を用いて行い,両隕石の融点への揮発物質の影響を見積もった.これ...
【数物系科学】地球惑星科学:地球核高圧を含む研究件
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
【数物系科学】地球惑星科学:ポストペロブスカイト高圧を含む研究件
❏新しく開発した超高圧変形装置を用いたD''層のレオロジーに関する実験的研究(19H02003)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】東 真太郎 東京工業大学, 理学院, 助教 (60771293)
【キーワード】レオロジー / 高温高圧 / 変形実験 / D''層 / ポストペロブスカイト (他13件)
【概要】地球マントルの最下部に位置するD''層の変形特性を解明するため、開発した変形装置「回転式ダイヤモンドアンビルセル」とD''層を構成する鉱物(ポストペロブスカイト、ペリクレース)を用いた超高圧大ひずみ変形実験に挑戦した。D''層の圧力条件(120 GPa)でペリクレースの変形実験を行うと、変形とともに結晶の方位が特定の方向に揃っていくことが確認された(...
❏超高圧地球科学:最下部マントル・中心核の物質学(19674003)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】廣瀬 敬 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50270921)
【キーワード】マントル / 核 / ポストペロフスカイト / 超高圧 / 下部マントル (他7件)
【概要】地球中心に相当する超高圧・超高温を静的に発生することに世界で初めて成功した。また、高圧高温下において電気伝導度・熱伝導率・元素分配を測定する新たな技術の開発に成功した。これらの実験技術を用いて、下部マントル深部の電気伝導度・熱伝導率・鉄の分配、コアの高圧高温下における鉄と酸化第一鉄の状態図などを決定し、下部マントル深部におけるマグマと固相の密度逆転、数十年周期で観察される一日の長さの変化の成因、外...
【数物系科学】地球惑星科学:地球・惑星内部構造高圧を含む研究件
❏コンドライトの融解で探る初期惑星の形成と分化(26287105)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】GREAUX Steeve 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 特定研究員 (90543166)
【キーワード】chondrite / melting temperature / high pressure / magma ocean / planetary accretion (他10件)
【概要】本研究では,コンドライト隕石の融解温度と相関係を高圧実験によって決定した.目的は,核形成,マントル全岩組成,始原マントルの酸化還元状態など,岩石型惑星形成初期の物質分化過程の理解である.融解実験は,天然の炭素質コンドライト隕石(CI2,タギシュ・レイク)とエンスタタイトコンドライト隕石(EH,サハラ)に対してマルチアンビル型高圧合成装置を用いて行い,両隕石の融点への揮発物質の影響を見積もった.これ...
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
【数物系科学】地球惑星科学:地球深部高圧を含む研究件
❏超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発(19H01995)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)
【キーワード】比熱測定 / マントル / 高温 / 高圧 / 体積熱容量 (他11件)
【概要】地球核およびマントル物質の体積熱容量を温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることを目的に、高温・高圧条件における体積熱容量の計測技術の開発と、地球深部物質の熱物性計測を進めた。高温加熱用レーザの1台の修理が完了し、従来よりもさらに高温環境の実現が可能となった。マントル鉱物の熱伝導率の評価として、MgOペリクレース相の評価を行い、12 GPaにおいて最高3169 Kにおける計測に成功した。また...
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
【数物系科学】地球惑星科学:地球内部高圧を含む研究件
❏パルス中性子線源を用いた高圧下中性子回折実験と鉱物科学の新展開(18634010)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (70233666)
【キーワード】中性子 / 高圧 / J-PARC / パルス中性子 / 地球内部 (他6件)
【概要】本研究では、東海村に建設中のパルス中性子線源J-PARCに、超高圧高温物質科学ビームラインを立ち上げるための準備作業を行うことを目的としている。鉱物物理、結晶学、材料科学などの分野の研究者総勢31名がメンバーとして加わり、今後のサイエンスの動向や、必要とされるビームラインの性能などについて議論を重ねた。2006年5月のキックオフミーティングを皮切りに、ほぼ2ヶ月に一度の割合でメンバーを集め、テクニ...
❏水素結合をプローブにした地球内部物質中の水素ならびにマントル流体の性質の解明(12640476)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70233666)
【キーワード】水素結合 / 高圧 / 中性子回折 / 振動分光 / 重炭酸 (他14件)
【概要】地球内部物質、特に上部マントルを構成する物質には水が構造中に取りこまれる。水素の取りこみによって、地球内部の溶融関係、岩石の変形挙動などに大きな変化が起こりうることが知られている。 本研究では含水ケイ酸塩鉱物をはじめとするさまざまな含水素物質の高圧での物性変化を分光学的手法や中性子回折のその場観察で明らかにすることができた。特に研究の後期においてカリウム重炭素塩の高圧下での相転稼を見いだすことがで...
❏マントル構成物質における水素結合形成課程の観察とその地球化学的な意味の考察(10740256)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (70233666)
【キーワード】高圧 / 水素結合 / マントル / ダイヤモンド / スペクトル (他9件)
【概要】前年度に引き続き含水マグネシウムシリケートの高圧合成を行いながら、中性子回折の測定や赤外・ラマンスペクトルの測定を行った。その結果、Phase Aの水素原子まで含めた構造の解析に成功し、高圧力での構造変化についても議論を行うことができた。この成果は含水高圧シリケートに中性子回折を適用した初めての成果である。従来は複雑な構造ゆえ不可能であった仕事であるが、我々の努力によって困難を克服することができた...
【数物系科学】地球惑星科学:地球コア高圧を含む研究件
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
【数物系科学】地球惑星科学:中性子回折高圧を含む研究件
❏完全な氷Icを基軸とした新たな氷の物理化学の展開(18H01936)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50541942)
【キーワード】氷 / 積層不整 / 高圧 / 中性子回折 / 分子動力学計算 (他6件)
【概要】立方晶氷(氷Ic)は,宇宙空間にも普遍的に存在する可能性の高い重要な氷の多形の一つである。しかしながら、これまで発見された氷Icには必ず積層不整が含まれ、その構造や物性には未知の部分が多く残されていた。本研究では,氷Icと同じ水分子フレームワークを持つ水素ハイドレート(C2)から水素を抜き取るという方法で、世界で初めて積層不整のない氷Icの合成に成功し、その結晶構造を決定した。また氷Icの合成に付...
❏高圧と高電圧で新たな氷の秩序相を誘起する(16K13904)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50541942)
【キーワード】氷 / 高圧 / 高電場 / 中性子回折 / 誘電率測定 (他8件)
【概要】氷の多形の探査は、過去100年以上にわたって温度・圧力を変数とした観察をもとに進められてきた。本研究では、温度・圧力に加えて新たに電場を変数とすることで、これまで観測されることのなかった秩序構造を見出すことを目的として、世界で初めて高圧下・高電場下での中性子回折実験および高圧下での誘電率測定を、氷の多形の一つである、氷VII相に対して行った。その結果、中性子回折からは明瞭な秩序化の証拠は得られなか...
❏革新的低温高圧装置と中性子を駆使した氷の未解決問題と惑星科学へのアプローチ(26246039)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70233666)
【キーワード】氷 / 高圧 / 中性子回折 / 低温 / 地球化学 (他9件)
【概要】本研究では、低温条件で自在に圧力を制御可能な中性子回折観察用の高圧発生装置を開発し、これを用いて低温高圧下で安定な氷の構造と物性に関する知見を得ることを目的とした。 クライオスタットと液体窒素冷却とのハイブリッドシステムを高圧発生装置に適用することで、温度下限を40 K程度まで拡大し、これまで未踏であった条件での高圧下中性子回折測定が可能となった。本研究で開発された装置を用いることで、氷VII相に...
【数物系科学】地球惑星科学:超高圧高圧を含む研究件
❏新しく開発した超高圧変形装置を用いたD''層のレオロジーに関する実験的研究(19H02003)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】東 真太郎 東京工業大学, 理学院, 助教 (60771293)
【キーワード】レオロジー / 高温高圧 / 変形実験 / D''層 / ポストペロブスカイト (他13件)
【概要】地球マントルの最下部に位置するD''層の変形特性を解明するため、開発した変形装置「回転式ダイヤモンドアンビルセル」とD''層を構成する鉱物(ポストペロブスカイト、ペリクレース)を用いた超高圧大ひずみ変形実験に挑戦した。D''層の圧力条件(120 GPa)でペリクレースの変形実験を行うと、変形とともに結晶の方位が特定の方向に揃っていくことが確認された(...
❏超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発(19H01995)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)
【キーワード】比熱測定 / マントル / 高温 / 高圧 / 体積熱容量 (他11件)
【概要】地球核およびマントル物質の体積熱容量を温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることを目的に、高温・高圧条件における体積熱容量の計測技術の開発と、地球深部物質の熱物性計測を進めた。高温加熱用レーザの1台の修理が完了し、従来よりもさらに高温環境の実現が可能となった。マントル鉱物の熱伝導率の評価として、MgOペリクレース相の評価を行い、12 GPaにおいて最高3169 Kにおける計測に成功した。また...
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
【数物系科学】地球惑星科学:相転移高圧を含む研究件
❏水素結合をプローブにした地球内部物質中の水素ならびにマントル流体の性質の解明(12640476)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70233666)
【キーワード】水素結合 / 高圧 / 中性子回折 / 振動分光 / 重炭酸 (他14件)
【概要】地球内部物質、特に上部マントルを構成する物質には水が構造中に取りこまれる。水素の取りこみによって、地球内部の溶融関係、岩石の変形挙動などに大きな変化が起こりうることが知られている。 本研究では含水ケイ酸塩鉱物をはじめとするさまざまな含水素物質の高圧での物性変化を分光学的手法や中性子回折のその場観察で明らかにすることができた。特に研究の後期においてカリウム重炭素塩の高圧下での相転稼を見いだすことがで...
❏クエンチされた高圧相からのアモルファス化の研究(04640352)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992 - 1993
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】相転移 / 放射光 / 化合物半導体 / 超高圧 / アモルファス化 (他10件)
【概要】放射光を用いて、低温高圧下でのX線回折実験を行い、圧力および温度を変化させたときの相転移について調べた。低圧結晶相から高圧結晶相への転移およびその逆の転移の他に、高圧結晶相からアモルファス相への転移が起こることを見出した。また、これらの転移の温度-圧力平面での経路依存性を調べた。 GaSbの高圧相は90Kの低温で減圧すると、低圧までクエンチされる。この高圧相は1GPa以下で昇温したときアモルファス...
❏低温高圧下のX線回折による圧力誘起相転移の研究(62540249)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1987
【研究代表者】辻 和彦 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10114563)
【キーワード】低温 / 高圧 / X線回折 / 相転移 / アモルファス半導体 (他6件)
【概要】1.低温高圧X線用クライオスタットの製作:ヘリウムガス駆動式の圧力可変のダイヤモンドアンビル型超高圧装置を組み込める液体ヘリウムクライオスタットを製作し, 温度10-300K, 圧力0-20GPaでのX線回折実験を行った. 2.低温高圧下のリンのX線回折実験:黒リンは圧力下で斜方晶から菱面体晶, そして, 単純立法晶に相転移する. 単純立法晶は超伝導を示すが, その転移温度は温度圧力平面上での加圧...
【数物系科学】地球惑星科学:下部マントル高圧を含む研究件
❏新しく開発した超高圧変形装置を用いたD''層のレオロジーに関する実験的研究(19H02003)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】東 真太郎 東京工業大学, 理学院, 助教 (60771293)
【キーワード】レオロジー / 高温高圧 / 変形実験 / D''層 / ポストペロブスカイト (他13件)
【概要】地球マントルの最下部に位置するD''層の変形特性を解明するため、開発した変形装置「回転式ダイヤモンドアンビルセル」とD''層を構成する鉱物(ポストペロブスカイト、ペリクレース)を用いた超高圧大ひずみ変形実験に挑戦した。D''層の圧力条件(120 GPa)でペリクレースの変形実験を行うと、変形とともに結晶の方位が特定の方向に揃っていくことが確認された(...
❏超高圧地球科学:最下部マントル・中心核の物質学(19674003)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】廣瀬 敬 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50270921)
【キーワード】マントル / 核 / ポストペロフスカイト / 超高圧 / 下部マントル (他7件)
【概要】地球中心に相当する超高圧・超高温を静的に発生することに世界で初めて成功した。また、高圧高温下において電気伝導度・熱伝導率・元素分配を測定する新たな技術の開発に成功した。これらの実験技術を用いて、下部マントル深部の電気伝導度・熱伝導率・鉄の分配、コアの高圧高温下における鉄と酸化第一鉄の状態図などを決定し、下部マントル深部におけるマグマと固相の密度逆転、数十年周期で観察される一日の長さの変化の成因、外...
❏下部マントル起源ダイヤモンドの成因に関する研究(18340167)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】永井 隆哉 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (20243131)
【キーワード】下部マントル / ダイヤモンド / 超高圧高温実験 / 放射光回折実験 / 透過電子顕微鏡 (他18件)
【概要】人類を魅了してやまないダイヤモンド。その中で近年多く認識されるようになった地下670km以深の下部マントルと呼ばれる領域を起源とするダイヤモンドは、炭酸塩鉱物が石英と一緒に地球深部の下部マントル中心部にまで沈み込んだときに生成された可能性があることを実験的に初めて明らかにした。このことは炭酸塩鉱物という地球表層に存在する鉱物が、地球深部に取り込まれる地質学的プロセスが存在し、さらに、生成したダイヤ...
【数物系科学】地球惑星科学:高温高圧高圧を含む研究件
❏新しく開発した超高圧変形装置を用いたD''層のレオロジーに関する実験的研究(19H02003)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】東 真太郎 東京工業大学, 理学院, 助教 (60771293)
【キーワード】レオロジー / 高温高圧 / 変形実験 / D''層 / ポストペロブスカイト (他13件)
【概要】地球マントルの最下部に位置するD''層の変形特性を解明するため、開発した変形装置「回転式ダイヤモンドアンビルセル」とD''層を構成する鉱物(ポストペロブスカイト、ペリクレース)を用いた超高圧大ひずみ変形実験に挑戦した。D''層の圧力条件(120 GPa)でペリクレースの変形実験を行うと、変形とともに結晶の方位が特定の方向に揃っていくことが確認された(...
❏内熱式ダイヤモンドアンビルセルを用いた地球惑星物質科学の展開(26610171)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三部 賢治 東京大学, 地震研究所, 助教 (10372426)
【キーワード】high-pressure / high-temperature / 内熱式 / ダイヤモンドアンビルセル / 内熱抵抗加熱 (他9件)
【概要】地球惑星内部の構造やダイナミクス,マグマの生成や地球内部進化等を理解するため,内熱式ダイヤモンドアンビルセルを用いて高温高圧実験を行った.内熱式ダイヤモンドアンビルセルとは,サンプルと供にダイヤの間に組み込んだ金属箔ヒーターに電圧をかけて加熱する実験法である.サンプルの温度は,加熱したサンプル及びヒーターからの熱放射のスペクトルから決定される.本研究では内熱式抵抗加熱に加えてレーザー加熱を併用し,...
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
【数物系科学】地球惑星科学:マントル高圧を含む研究件
❏超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発(19H01995)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)
【キーワード】比熱測定 / マントル / 高温 / 高圧 / 体積熱容量 (他11件)
【概要】地球核およびマントル物質の体積熱容量を温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることを目的に、高温・高圧条件における体積熱容量の計測技術の開発と、地球深部物質の熱物性計測を進めた。高温加熱用レーザの1台の修理が完了し、従来よりもさらに高温環境の実現が可能となった。マントル鉱物の熱伝導率の評価として、MgOペリクレース相の評価を行い、12 GPaにおいて最高3169 Kにおける計測に成功した。また...
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
❏地球深部における多結晶ダイヤモンドの起源と結晶化メカニズムの解明(26287138)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】大藤 弘明 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 教授 (80403864)
【キーワード】多結晶ダイヤモンド / バラス / カーボナード / 包有物 / 微細組織 (他8件)
【概要】これまで研究例が少なく,起源や成因について未知の部分の多かった多結晶ダイヤモンド(バラス,カーボナード)について,微細組織観察と内部包有物の記載,化学分析を行った.それらの多結晶ダイヤモンドの多くは,海洋地殻物質が地球深部へと供給される沈み込み帯沿いの流体(高過飽和なC-H-O流体)に富んだ環境で生成され,流体の流れ場(静的か移流的か)によって異なる結晶化組織を形成する可能性が高いことを明らかにし...
【数物系科学】地球惑星科学:コア高圧を含む研究件
❏超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発(19H01995)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)
【キーワード】比熱測定 / マントル / 高温 / 高圧 / 体積熱容量 (他11件)
【概要】地球核およびマントル物質の体積熱容量を温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることを目的に、高温・高圧条件における体積熱容量の計測技術の開発と、地球深部物質の熱物性計測を進めた。高温加熱用レーザの1台の修理が完了し、従来よりもさらに高温環境の実現が可能となった。マントル鉱物の熱伝導率の評価として、MgOペリクレース相の評価を行い、12 GPaにおいて最高3169 Kにおける計測に成功した。また...
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
【数物系科学】地球惑星科学:高圧を含む研究件
❏活性炭表面に接着層を付し水素吸収蔵量を飛躍的に伸ばす(22655068)
【研究テーマ】無機工業材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】斎藤 秀俊 (斉藤 秀俊) 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80250984)
【キーワード】比表面積 / 水 / 水素吸蔵 / 活性炭 / 高圧水素 (他9件)
【概要】水素を燃料とする燃料電池車や水素の燃焼によって走る水素車に搭載する水素を貯蔵するために、水素6. 5wt%の吸蔵能を有する吸蔵材料の開発が急がれている。水素吸蔵金属などではすでに2wt%に達しているものの、それを凌駕する材料の出現に至っていない。 われわれは比表面積2500m^2/gに及ぶスーパー活性炭を開発し、12MPaの高圧水素下において吸蔵量を測定したが、室温では0. 6wt%を越すことがな...
❏水素結合をプローブにした地球内部物質中の水素ならびにマントル流体の性質の解明(12640476)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70233666)
【キーワード】水素結合 / 高圧 / 中性子回折 / 振動分光 / 重炭酸 (他14件)
【概要】地球内部物質、特に上部マントルを構成する物質には水が構造中に取りこまれる。水素の取りこみによって、地球内部の溶融関係、岩石の変形挙動などに大きな変化が起こりうることが知られている。 本研究では含水ケイ酸塩鉱物をはじめとするさまざまな含水素物質の高圧での物性変化を分光学的手法や中性子回折のその場観察で明らかにすることができた。特に研究の後期においてカリウム重炭素塩の高圧下での相転稼を見いだすことがで...
【数物系科学】天文学:赤外スペクトル高圧を含む研究件
❏水素結合をプローブにした地球内部物質中の水素ならびにマントル流体の性質の解明(12640476)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70233666)
【キーワード】水素結合 / 高圧 / 中性子回折 / 振動分光 / 重炭酸 (他14件)
【概要】地球内部物質、特に上部マントルを構成する物質には水が構造中に取りこまれる。水素の取りこみによって、地球内部の溶融関係、岩石の変形挙動などに大きな変化が起こりうることが知られている。 本研究では含水ケイ酸塩鉱物をはじめとするさまざまな含水素物質の高圧での物性変化を分光学的手法や中性子回折のその場観察で明らかにすることができた。特に研究の後期においてカリウム重炭素塩の高圧下での相転稼を見いだすことがで...
❏マントル構成物質における水素結合形成課程の観察とその地球化学的な意味の考察(10740256)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (70233666)
【キーワード】高圧 / 水素結合 / マントル / ダイヤモンド / スペクトル (他9件)
【概要】前年度に引き続き含水マグネシウムシリケートの高圧合成を行いながら、中性子回折の測定や赤外・ラマンスペクトルの測定を行った。その結果、Phase Aの水素原子まで含めた構造の解析に成功し、高圧力での構造変化についても議論を行うことができた。この成果は含水高圧シリケートに中性子回折を適用した初めての成果である。従来は複雑な構造ゆえ不可能であった仕事であるが、我々の努力によって困難を克服することができた...
【数物系科学】天文学:超伝導高圧を含む研究件
❏相転移近傍で現れる新奇超伝導現象の研究(15H03681)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】上床 美也 東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)
【キーワード】高圧 / 超伝導 / 軌道秩序 / FeSe系高温超伝導 / MnP (他11件)
【概要】本研究では、高圧力を基軸とした、相転移点近傍で出現する超伝導の起源およびその周辺で出現する異常物性を明らかにすると共に新たな新奇物性探索をする事を研究目的として行った。これまで発見されていた圧力誘起超伝導物質の圧力相図を完成させると共に、その超伝導の起源についての知見を得た。また、いくつかの物質に置いて、新たな圧力誘起超伝導現象を発見し、その圧力相図を明らかにした。また鉄系超伝導物質に置いて、その...
❏新奇超伝導物質の探索とその圧力効果の研究(15F15023)
【研究テーマ】物性II(実験)
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-04-24 - 2017-03-31
【研究代表者】上床 美也 東京大学, 物性研究所, 教授 (40213524)
【キーワード】高圧 / 電荷秩序 / 超伝導
【概要】特別研究員として在任中、多くの試料についてその圧力効果の研究を行った。 (1)KFe2As2は、約15GPa以上で出現する圧力誘起正方晶相において、10K以上の高い超伝導転移温度を示すと報告されていたが、その真偽が疑われていた。本研究では、良質単結晶を用いた17GPaまでの圧力下において静水圧性を考慮した研究を行った。常圧における3K付近の超伝導転移温度は10GPaで消失した。さらに14GPa以上...
❏一軸方向加圧環境を含む高圧下NMR装置の開発と強相関電子系への適用(17340107)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】藤原 直樹 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 准教授 (60272530)
【キーワード】高温超伝導 / 高圧測定 / 核磁気共鳴 / 強相関電子系 / 高圧 (他11件)
【概要】ピストンシリンダー型圧力セルにおいて4万気圧まで至達することに成功した。このセルを用いて圧力下で最適条件となる鉄砒素系高温超伝導体LaFeAsO_<1-x>F_xや、梯子格子銅酸化物Sr_2Ca_<12>Cu_<24>O_<41>のNMR測定を行い、超伝導転移点T_Cが高圧下で上昇する機構を解明した。 ...
【数物系科学】天文学:X線高圧を含む研究件
❏中性子・X線回折によるアモルファス氷の結晶化その場観察(25870182)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50541942)
【キーワード】アモルファス氷 / 高圧 / 結晶化 / 氷 / 多形 (他9件)
【概要】塩は通常の氷にはほとんど取り込まれることがない。しかし、高圧氷にはかなりの量の塩分を含みうることが、最近の研究でわかってきている。この塩を含む高圧氷は、低温高圧下でアモルファス氷から結晶化するという特殊な方法で生成されている。本研究期間では、この生成過程の基礎研究、すなわち塩分濃度の違いによるアモルファス化や結晶化の温度圧力を調べる研究を行い、またこの特殊な生成過程を応用した新規塩水和物の結晶構造...
❏水熱処理による木材の圧縮変形の永久固定とその機構解明(07760170)
【研究テーマ】林産学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1995
【研究代表者】井上 雅文 京都大学, 木材科学研究所, 助手 (20263155)
【キーワード】木材 / 圧縮変形 / 寸法安定化 / 水分 / 加熱処理 (他8件)
【概要】今年度の研究では、密閉熱処理における圧縮変形の永久固定の条件を確立するとともに、強度的性質や材色変化などの他の物性に与える影響を調べた。また、加熱処理(乾燥および膨潤状態での加熱処理)による回復抑制効果発現の機構を明らかにするため2、3の実験を行った。 1)処理条件の確立:密閉熱処理とは、ホットプレスで木材を横圧縮、加熱処理する際に、試験片の周囲をオーリングによって密閉し、木材中に水分を閉じこめて...
【化学】基礎化学:平面四配位高圧を含む研究件
❏異常低原子価鉄酸化物の創製と物性の解明(26620044)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山本 隆文 京都大学, 工学研究科, 助教 (80650639)
【キーワード】鉄一価 / 低原子価 / 高圧 / 電荷移動 / 平面四配位
【概要】本研究は、これまでにない一価の鉄を有する酸化物の合成と物性解明を目指し、低温トポケミカル還元反応を駆使して鉄酸化物の合成を行うこと、また高圧下での測定を行った。その結果、Eu置換SrFeO2が超高圧下で圧力誘起移動転移を起こして一価の鉄が得られることが分かった。また電荷移動と共にスピン転移や絶縁体金属転移、磁気転移、スピンフロップ転移など様々な現象が起こった。このことは一価の鉄が興味深い物性を発現...
❏平面四配位鉄酸化物の金属化・強磁性体化(25889037)
【研究テーマ】無機材料・物性
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2013-08-30 - 2015-03-31
【研究代表者】山本 隆文 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80650639)
【キーワード】平面四配位 / 鉄酸化物 / 高圧 / 電荷移動転移
【概要】本研究では、元素置換などによって平面四配位鉄酸化物を強磁性体・金属化することを目的とした研究である。代表者は申請書に掲げるSrFeO2のSrサイトを希土類元素で置換を行った。Nd,Sm,Ho置換SrFeO2では、得られた試料の組成が(Sr1-xLnx)Fe2+O2+x/2のようになり、余剰の酸素が希土類を置換した分だけ無限層の層間に挿入されていることが分かった。これにより、期待したようなキャリアド...
【総合理工】応用物理学:磁気抵抗効果高圧を含む研究件
❏高圧下におけるCo/Cu多層膜の磁気抵抗効果(05740235)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1993
【研究代表者】上床 美也 熊本大学, 教養部, 講師 (40213524)
【キーワード】人工格子 / 磁気抵抗効果 / 高圧 / Co / Cu
【概要】最近Fe/Cr系やCo/Cu系の金多層膜において巨大磁気抵抗の大きさがCr層やCu層の厚さtの関数として振動することが報告されている。本研究は、この事実を基にしてCo/Cu系多層膜に圧力をかけることによりtを連続的に変化させ、この系の伝導電子の散乱機構及び磁気的状態を明らかにし、巨大磁気抵抗効果の機構解明を目的として行った。 (Co10Å/Cu10Å)_<15>の試料について磁気抵抗効...
❏Ce系化合物における圧力誘起電子転移及びその磁場効果の研究(04640349)
【研究テーマ】固体物性
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1992
【研究代表者】巨海 玄道 熊本大学, 教養部, 助教授 (00111146)
【キーワード】重い電子系 / 電気抵抗 / 磁気抵抗効果 / 高圧
【概要】本年度はCeを中心とした重い電子系化合物のうち、CeInCu_2、CeCu_6及びCePtSi_2に対してそれぞれ電気抵抗、熱膨張係数及び格子定数を高圧下又は高磁場下で測定し圧力誘起の電子構造の変化を確認した。 得られた結果を要約すると以下のようになる。 (1)圧力誘起の電子転移 3つの物質について電気抵抗率の温度変化p(T)を約8万気圧まで測定した。重い電子系物質のp(T)は1気圧で近藤効果特有...
【工学】プロセス・化学工学:高圧合成高圧を含む研究件
❏圧縮率の違いを利用した層状化合物の創製(19K22230)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】山本 隆文 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (80650639)
【キーワード】高圧 / 圧縮率 / 層状構造 / 複合アニオン / 高圧合成 (他6件)
【概要】近年1GPaを超える圧力を使った無機化合物合成が一般的になりつつあるが、どのような化合物がどのような圧力で合成できるのかということに関しては明確な指針がないのが現状であった。本研究はイオンの圧縮率(すなわち硬さ・柔らかさ)というパラメータに着目して、高圧下での物質の挙動や、高圧下での安定構造を明らかにした。具体的には、酸化物イオンに比べてニクタイドやヒドリドが柔らかいことに着目して、複数のアニオン...
❏高圧を利用したシンクロLPSOの形成機構の研究(16K06706)
【研究テーマ】金属物性・材料
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 正史 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (90432799)
【キーワード】マグネシウム合金 / 長周期積層構造 / 高圧 / 高圧合成 / 長周期構造 (他6件)
【概要】Mg-Zn-Y合金中の長周期積層構造(LPSO)は新しいタイプの金属の強化相として注目されている。本研究ではLPSOの形成過程を、高圧合成で作製されたhcpとfccの二相構造をとるMg85Zn6Y9を出発物質として観察した。ZnとYを含むfccが崩壊し、Mgからなるhcpに侵入する。hcp格子はc軸方向に伸長した後に崩壊し始め18R構造が形成される。本結果を第一原理計算と併せて説明した。LPSO関...
【工学】建築学:高温高圧を含む研究件
❏超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発(19H01995)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)
【キーワード】比熱測定 / マントル / 高温 / 高圧 / 体積熱容量 (他11件)
【概要】地球核およびマントル物質の体積熱容量を温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることを目的に、高温・高圧条件における体積熱容量の計測技術の開発と、地球深部物質の熱物性計測を進めた。高温加熱用レーザの1台の修理が完了し、従来よりもさらに高温環境の実現が可能となった。マントル鉱物の熱伝導率の評価として、MgOペリクレース相の評価を行い、12 GPaにおいて最高3169 Kにおける計測に成功した。また...
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
❏内熱式ダイヤモンドアンビルセルを用いた地球惑星物質科学の展開(26610171)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三部 賢治 東京大学, 地震研究所, 助教 (10372426)
【キーワード】high-pressure / high-temperature / 内熱式 / ダイヤモンドアンビルセル / 内熱抵抗加熱 (他9件)
【概要】地球惑星内部の構造やダイナミクス,マグマの生成や地球内部進化等を理解するため,内熱式ダイヤモンドアンビルセルを用いて高温高圧実験を行った.内熱式ダイヤモンドアンビルセルとは,サンプルと供にダイヤの間に組み込んだ金属箔ヒーターに電圧をかけて加熱する実験法である.サンプルの温度は,加熱したサンプル及びヒーターからの熱放射のスペクトルから決定される.本研究では内熱式抵抗加熱に加えてレーザー加熱を併用し,...
【工学】総合工学:タイヤモンド高圧を含む研究件
❏下部マントル起源ダイヤモンドの成因に関する研究(18340167)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】永井 隆哉 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (20243131)
【キーワード】下部マントル / ダイヤモンド / 超高圧高温実験 / 放射光回折実験 / 透過電子顕微鏡 (他18件)
【概要】人類を魅了してやまないダイヤモンド。その中で近年多く認識されるようになった地下670km以深の下部マントルと呼ばれる領域を起源とするダイヤモンドは、炭酸塩鉱物が石英と一緒に地球深部の下部マントル中心部にまで沈み込んだときに生成された可能性があることを実験的に初めて明らかにした。このことは炭酸塩鉱物という地球表層に存在する鉱物が、地球深部に取り込まれる地質学的プロセスが存在し、さらに、生成したダイヤ...
❏水素結合をプローブにした地球内部物質中の水素ならびにマントル流体の性質の解明(12640476)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70233666)
【キーワード】水素結合 / 高圧 / 中性子回折 / 振動分光 / 重炭酸 (他14件)
【概要】地球内部物質、特に上部マントルを構成する物質には水が構造中に取りこまれる。水素の取りこみによって、地球内部の溶融関係、岩石の変形挙動などに大きな変化が起こりうることが知られている。 本研究では含水ケイ酸塩鉱物をはじめとするさまざまな含水素物質の高圧での物性変化を分光学的手法や中性子回折のその場観察で明らかにすることができた。特に研究の後期においてカリウム重炭素塩の高圧下での相転稼を見いだすことがで...
❏マントルのジルコン年代学-南アフリカ・テクトスフェアの成因(12573012)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】廣瀬 敬 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (50270921)
【キーワード】ダイヤモンド / ジルコン / かんらん岩 / パイロクシナイト / 高圧 (他11件)
【概要】本研究は、マントルかんらん岩の年代測定と岩石学的研究から、大陸下マントルの形成過程を明らかにすることであった。年代測定として、パイロクシナイト岩に含まれていると考えられるジルコンのUIPb年代の決定を試みるとした。またキンバーライト捕獲岩として得られるマントルかんらん岩中にはしばしばマントル深部でのみ安定な鉱物が含まれることが知られている。それらマントル鉱物の安定な温度・圧力・バルク化学組成を明ら...
【工学】総合工学:酸化物高圧を含む研究件
❏サイズ・形状・粒子間距離を制御した磁気ナノ結晶多粒子系の機能特性(21241023)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】名嘉 節 独立行政法人物質・材料研究機構, 先端材料プロセスユニット, 主席研究員 (30344089)
【キーワード】クラスター / 微粒子 / ナノ結晶 / 金属酸化物 / 超臨界水 (他14件)
【概要】ナノ粒子あるいはクラスターと呼ばれる大きさが十万分の1ミリメートルの微結晶を合成する独自の技術を用い、サイズ、形状、表面等を制御した無機ナノ結晶・クラスターとそれを埋め込んだ構造体が示す特異な性質を調べた。表面に脂肪酸などが結合した場合や、磁気ナノ結晶(クラスター)が埋め込まれた構造体の場合には、構造や磁気、光学的な性質が大きく変調されることを見出し、その発現機構を明らかにした。 ...
❏一軸方向加圧環境を含む高圧下NMR装置の開発と強相関電子系への適用(17340107)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】藤原 直樹 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 准教授 (60272530)
【キーワード】高温超伝導 / 高圧測定 / 核磁気共鳴 / 強相関電子系 / 高圧 (他11件)
【概要】ピストンシリンダー型圧力セルにおいて4万気圧まで至達することに成功した。このセルを用いて圧力下で最適条件となる鉄砒素系高温超伝導体LaFeAsO_<1-x>F_xや、梯子格子銅酸化物Sr_2Ca_<12>Cu_<24>O_<41>のNMR測定を行い、超伝導転移点T_Cが高圧下で上昇する機構を解明した。 ...
【工学】総合工学:超臨界水高圧を含む研究件
❏常圧から超臨界圧における液中レーザー誘起プラズマナノ構造物質合成(24560882)
【研究テーマ】材料加工・処理
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】クリニッチ セルゲイ 東海大学, 創造科学技術研究機構, 准教授 (00623092)
【キーワード】Laser ablation / Pressurized liquid / Nanomaterials / ZnO / Photoluminescence (他23件)
【概要】液相レーザーアブレーションによるナノ粒子作製おいて、液相の圧力および組成がナノ 粒子の形状や特性に与える影響を調査した。特に、高圧の水-エタノール混合溶液中でのZnOナノ粒子の作製と高圧のCO2中での錫のアブレー ションに取り組んだ。ZnOナノ粒子の作製では、フォトルミネッセンス測定を通し、粒子中の欠陥に対する溶媒の化学的性質と圧力による影響を 明らかにした。シャドウグラフィにより、錫のアブレーシ...
❏サイズ・形状・粒子間距離を制御した磁気ナノ結晶多粒子系の機能特性(21241023)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】名嘉 節 独立行政法人物質・材料研究機構, 先端材料プロセスユニット, 主席研究員 (30344089)
【キーワード】クラスター / 微粒子 / ナノ結晶 / 金属酸化物 / 超臨界水 (他14件)
【概要】ナノ粒子あるいはクラスターと呼ばれる大きさが十万分の1ミリメートルの微結晶を合成する独自の技術を用い、サイズ、形状、表面等を制御した無機ナノ結晶・クラスターとそれを埋め込んだ構造体が示す特異な性質を調べた。表面に脂肪酸などが結合した場合や、磁気ナノ結晶(クラスター)が埋め込まれた構造体の場合には、構造や磁気、光学的な性質が大きく変調されることを見出し、その発現機構を明らかにした。 ...
【工学】総合工学:熱伝導率高圧を含む研究件
❏超高温・高圧条件における地球深部物質の体積熱容量計測技術の開発(19H01995)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10415755)
【キーワード】比熱測定 / マントル / 高温 / 高圧 / 体積熱容量 (他11件)
【概要】地球核およびマントル物質の体積熱容量を温度軸と圧力軸の両面から依存性を明らかにすることを目的に、高温・高圧条件における体積熱容量の計測技術の開発と、地球深部物質の熱物性計測を進めた。高温加熱用レーザの1台の修理が完了し、従来よりもさらに高温環境の実現が可能となった。マントル鉱物の熱伝導率の評価として、MgOペリクレース相の評価を行い、12 GPaにおいて最高3169 Kにおける計測に成功した。また...
❏極限環境の熱伝導率計測技術による地球コア内部の熱移動の解明(26247075)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】八木 貴志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (10415755)
【キーワード】地球物理 / 熱伝導 / 地球コア / マントル / 高圧 (他13件)
【概要】地球のコアからマントル、地表へと流れる熱移動は、地球規模のダイナミクスを支配し、さらに地球の進化の過程を辿り形成要因を解き明かすための根源的なデータである。本研究では、超高温・高圧の極限環境に対応する熱伝導率計測技術を確立し、地球深部物質の測定結果を基に地球内部の熱移動の考察を行った。 対抗するダイヤモンド圧子の間に微小試料を挟み超高圧を得るDAC技術と薄膜用の熱伝導率計測手法であるパルス光加熱サ...
【工学】総合工学:水素高圧を含む研究件
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
❏活性炭表面に接着層を付し水素吸収蔵量を飛躍的に伸ばす(22655068)
【研究テーマ】無機工業材料
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】斎藤 秀俊 (斉藤 秀俊) 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80250984)
【キーワード】比表面積 / 水 / 水素吸蔵 / 活性炭 / 高圧水素 (他9件)
【概要】水素を燃料とする燃料電池車や水素の燃焼によって走る水素車に搭載する水素を貯蔵するために、水素6. 5wt%の吸蔵能を有する吸蔵材料の開発が急がれている。水素吸蔵金属などではすでに2wt%に達しているものの、それを凌駕する材料の出現に至っていない。 われわれは比表面積2500m^2/gに及ぶスーパー活性炭を開発し、12MPaの高圧水素下において吸蔵量を測定したが、室温では0. 6wt%を越すことがな...
【工学】総合工学:高圧を含む研究件
❏完全な氷Icを基軸とした新たな氷の物理化学の展開(18H01936)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50541942)
【キーワード】氷 / 積層不整 / 高圧 / 中性子回折 / 分子動力学計算 (他6件)
【概要】立方晶氷(氷Ic)は,宇宙空間にも普遍的に存在する可能性の高い重要な氷の多形の一つである。しかしながら、これまで発見された氷Icには必ず積層不整が含まれ、その構造や物性には未知の部分が多く残されていた。本研究では,氷Icと同じ水分子フレームワークを持つ水素ハイドレート(C2)から水素を抜き取るという方法で、世界で初めて積層不整のない氷Icの合成に成功し、その結晶構造を決定した。また氷Icの合成に付...
❏高圧力が引き起こす有機物の重合反応:氷衛星・氷惑星内部は化学進化の場となるか?(18H03730)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70233666)
【キーワード】化学進化 / 惑星内部 / 氷 / 高圧 / 有機化合物
【概要】科研費が採択されて2018年6月までの約2ヶ月間で以下の研究を行った。 採択後直ちに本研究を遂行する上で基盤となる分析装置であるLC-MS(液体クロマトグラフィー質量分析計)、紫外可視分光装置などを導入した。 一般的には硫酸触媒を加えて加熱条件下でメチルアルコールと酢酸との間で進むエステル化反応が、無触媒、室温高圧下で大きく促進されることを見いだした。さらに出発物質に過剰な水を加えることにより、高...
❏高圧と高電圧で新たな氷の秩序相を誘起する(16K13904)
【研究テーマ】岩石・鉱物・鉱床学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小松 一生 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (50541942)
【キーワード】氷 / 高圧 / 高電場 / 中性子回折 / 誘電率測定 (他8件)
【概要】氷の多形の探査は、過去100年以上にわたって温度・圧力を変数とした観察をもとに進められてきた。本研究では、温度・圧力に加えて新たに電場を変数とすることで、これまで観測されることのなかった秩序構造を見出すことを目的として、世界で初めて高圧下・高電場下での中性子回折実験および高圧下での誘電率測定を、氷の多形の一つである、氷VII相に対して行った。その結果、中性子回折からは明瞭な秩序化の証拠は得られなか...
【工学】総合工学:極低温高圧を含む研究件
❏サイズ・形状・粒子間距離を制御した磁気ナノ結晶多粒子系の機能特性(21241023)
【研究テーマ】ナノ構造科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2012
【研究代表者】名嘉 節 独立行政法人物質・材料研究機構, 先端材料プロセスユニット, 主席研究員 (30344089)
【キーワード】クラスター / 微粒子 / ナノ結晶 / 金属酸化物 / 超臨界水 (他14件)
【概要】ナノ粒子あるいはクラスターと呼ばれる大きさが十万分の1ミリメートルの微結晶を合成する独自の技術を用い、サイズ、形状、表面等を制御した無機ナノ結晶・クラスターとそれを埋め込んだ構造体が示す特異な性質を調べた。表面に脂肪酸などが結合した場合や、磁気ナノ結晶(クラスター)が埋め込まれた構造体の場合には、構造や磁気、光学的な性質が大きく変調されることを見出し、その発現機構を明らかにした。 ...
❏定加重下交流比熱測定装置の開発とCe2RhIn8の高圧下比熱の測定(16540311)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】梅原 出 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (90251769)
【キーワード】高圧 / 比熱 / 交流法 / 定加重 / 極低温 (他10件)
【概要】本研究で中心課題となったものは、以下の2点である。(1)高圧力下交流比熱測定システムの構築、(2)ヘリウム3クライオスタットをもちいた定加重発生装置の試作。これらのうち(1)に関しては、高圧力下で交流法によって熱容量の測定をする場合、圧力媒体への圧倒的な熱流出を克服することが第1の難関である。この条件下で断熱的条件を獲得するため、極微小試料へのスポッドウェルディングによる極細電極の取り付けシステム...
❏パルス強磁場と超高圧及び極低温を組み合わせた磁化測定法の開発(12440102)
【研究テーマ】固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2003
【研究代表者】金道 浩一 大阪大学, 極限科学研究センター, 教授 (20205058)
【キーワード】強磁場 / 超高圧 / 極低温 / 磁化測定 / ロングパルス (他12件)
【概要】(1)これまで発生された非破壊パルス磁場の記録は80.3T、そのパルス幅は約8ミリ秒であった。マグネットの多層化を進め、内部補強を行い、最高磁場を80.8Tまで伸ばした。パルス幅も約25ミリ秒と大幅に長くなり、金属の単結晶試料を用いた測定が容易になった。また、実際の測定を通じて本マグネットの寿命と信頼性を調べ、67.5テスラの磁場発生を40回以上行うことが出来た。 (2)マグネットの外部補強に関し...
【医歯薬学】薬学:高圧を含む研究件
❏高圧中性子実験にもとづく地球コア中の水素の研究(25246037)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】八木 健彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任研究員 (20126189)
【キーワード】地球核 / 軽元素 / 水素 / 中性子回折実験 / 超高圧 (他14件)
【概要】地球核に溶け込んでいる軽元素の有力候補のひとつとして挙げられている水素が、地球生成初期にどのようにして鉄に溶けたかを明らかにするために、鉄と含水鉱物の混合系を試料とした初めての高温高圧下中性子回折実験を、茨城県のJ-PARCで行った。その結果、地球生成初期に始源物質として水を含む隕石や隕鉄が集積すると、温度上昇に伴ってまず水素を溶かし込んだ溶融鉄が生成し、他の軽元素はその後に溶けた水素化鉄とケイ酸...
❏超高圧地球科学:最下部マントル・中心核の物質学(19674003)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】廣瀬 敬 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50270921)
【キーワード】マントル / 核 / ポストペロフスカイト / 超高圧 / 下部マントル (他7件)
【概要】地球中心に相当する超高圧・超高温を静的に発生することに世界で初めて成功した。また、高圧高温下において電気伝導度・熱伝導率・元素分配を測定する新たな技術の開発に成功した。これらの実験技術を用いて、下部マントル深部の電気伝導度・熱伝導率・鉄の分配、コアの高圧高温下における鉄と酸化第一鉄の状態図などを決定し、下部マントル深部におけるマグマと固相の密度逆転、数十年周期で観察される一日の長さの変化の成因、外...
【医歯薬学】薬学:水素結合高圧を含む研究件
❏革新的低温高圧装置と中性子を駆使した氷の未解決問題と惑星科学へのアプローチ(26246039)
【研究テーマ】量子ビーム科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70233666)
【キーワード】氷 / 高圧 / 中性子回折 / 低温 / 地球化学 (他9件)
【概要】本研究では、低温条件で自在に圧力を制御可能な中性子回折観察用の高圧発生装置を開発し、これを用いて低温高圧下で安定な氷の構造と物性に関する知見を得ることを目的とした。 クライオスタットと液体窒素冷却とのハイブリッドシステムを高圧発生装置に適用することで、温度下限を40 K程度まで拡大し、これまで未踏であった条件での高圧下中性子回折測定が可能となった。本研究で開発された装置を用いることで、氷VII相に...
❏水素結合をプローブにした地球内部物質中の水素ならびにマントル流体の性質の解明(12640476)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (70233666)
【キーワード】水素結合 / 高圧 / 中性子回折 / 振動分光 / 重炭酸 (他14件)
【概要】地球内部物質、特に上部マントルを構成する物質には水が構造中に取りこまれる。水素の取りこみによって、地球内部の溶融関係、岩石の変形挙動などに大きな変化が起こりうることが知られている。 本研究では含水ケイ酸塩鉱物をはじめとするさまざまな含水素物質の高圧での物性変化を分光学的手法や中性子回折のその場観察で明らかにすることができた。特に研究の後期においてカリウム重炭素塩の高圧下での相転稼を見いだすことがで...
❏マントル構成物質における水素結合形成課程の観察とその地球化学的な意味の考察(10740256)
【研究テーマ】地球化学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】鍵 裕之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (70233666)
【キーワード】高圧 / 水素結合 / マントル / ダイヤモンド / スペクトル (他9件)
【概要】前年度に引き続き含水マグネシウムシリケートの高圧合成を行いながら、中性子回折の測定や赤外・ラマンスペクトルの測定を行った。その結果、Phase Aの水素原子まで含めた構造の解析に成功し、高圧力での構造変化についても議論を行うことができた。この成果は含水高圧シリケートに中性子回折を適用した初めての成果である。従来は複雑な構造ゆえ不可能であった仕事であるが、我々の努力によって困難を克服することができた...