❏交差に着目した経路問題の多項式時間で解けるクラス(21740082)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】小田 芳彰 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (90325043)
【キーワード】離散数学 / 組合せ論 / 巡回セールスマン問題 / アルゴリズム / 計算量理論
【概要】巡回セールスマン問題はNP困難に属することで知られる有名な問題の1つである.本研究では,この問題とその一般化である車両配送問題および複数の倉庫を持つ車両配送問題について,特に「交差」の条件に着目して取り組み,これらの問題に対する多項式時間で解けるクラスに関していくつかの結果を得た.また,平面上のn点凸状配置に対するハミルトン閉路のフリップによる「交差」の解消に関する問題およびそれに類似する問題につ...
❏多項式時間で解ける巡回セールスマン問題から車両配送問題への拡張(18740058)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】小田 芳彰 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (90325043)
【キーワード】組合せ論 / 離散数学 / アルゴリズム論 / 巡回セールスマン問題 / 計算量理論 (他12件)
【概要】巡回セールスマン問題は与えられた複数の都市をすべて1回ずつ通り、出発点に戻ってくるような最短経路を見つける問題である。この問題は板の穴あけなど実社会の問題にも直結する有名な最適化問題の1つである。しかし、都市数が増えるにつれ、コンピュータを利用しても計算にかる時間が指数的に増大する。そこで、問題がどのような条件をみたしていれば、実用的な時間で解が得られるかという研究がなされてきた。研究では、この効...
❏巡回セールスマン問題の多項式時間で解けるクラスへの計算幾何学からの取り組み(15740062)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】小田 芳彰 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (90325043)
【キーワード】応用数学 / 組合せ論 / アルゴリズム / 巡回セールスマン問題 / 計算量理論 (他8件)
【概要】巡回セールスマン問題(以下、TSP)とは与えられた複数の都市をすべて1回ずつ通り、出発点に戻ってくるような最短経路を見つける問題である。この問題はNP困難のクラスに属し、都市数が増えたとき実用的な時間(多項式時間)で最短経路(最適解)を求めるのは不可能と予想される代表例になっている。そこで、実社会での応用の観点から、実用的は時間で最適解に近い解を求める近似解法の研究がさかんに行われてきた。 TSP...