❏数学の哲学の新たな展開(17H02263)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】菊池 誠 神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (60273801)
【キーワード】数学の哲学 / 計算の哲学 / 数学基礎論 / 論理学の哲学 / 証明論 (他8件)
【概要】現代の数学の哲学には (1) 数学の算術および集合論への還元,(2) 一階論理上での集合論の公理化,(3) 一階論理による証明概念の形式化,(4) チューリング機械による計算可能性の特徴付けという[四つの原理]がある.本研究はこの[四つの原理]と現代の[標準的数学観]の関係,[四つの原理]とそれらの相互の関係をに検討することで,数学の哲学の新たな展開と,計算・推論・情報の概念の哲学的解明を目指すも...
❏強制法と巨大基数による集合論的位相空間論の深化(25400207)
【研究テーマ】数学基礎・応用数学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】嘉田 勝 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00312447)
【キーワード】集合論 / 位相空間論 / 強制法 / 巨大基数公理 / 数理論理学 (他14件)
【概要】本研究の開始後に、当初想定できなかった研究遂行の障害が複数件生じ、当初想定していた研究方法の大幅な縮小を余儀なくされ、特に、主題として設定した「巨大基数公理を用いた集合論の手法による位相空間論へのアプローチ」については、特筆すべき成果を挙げられなかった。その一方、本研究の遂行の過程で派生的に生じた、「(1) 点列の集合への収束とコーエン強制」 「(2) 和集合公理を除いた集合論の公理系における、種...
❏チャーチのラムダ計算のBCK論理による再生(15540107)
【研究テーマ】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】古森 雄一 千葉大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (10022302)
【キーワード】ラムダ計算 / BCK論理 / チャーチ / 古典論理 / Curry-Howard対応 (他12件)
【概要】研究分担者たちの活発な研究活動により,体系BCKβηと古典命題論理の証明図の性質は明らかになりつつある。ここでは,研究代表者の古森による2つの成果について述べる。 第一のものは体系BCKβηに関するものである。体系BCKβηを用いてチャーチの当初の目論見を再生するためには,体系BCKβηで古典論理のシミュレーションが論理的にできる必要がある。直観主義論理で古典論理のシミュレーションができることは知...