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研究分野別サイレントキーワード
「海洋」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】一般理論:近代化海洋を含む研究件
❏近代国家模索の歴史的前提―18~19世紀、「極東」のなかの「日本}(17K03094)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉本 史子 (山田史子) 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10187669)
【キーワード】議会 / 海洋 / 裁判 / 情報 / 海図 (他22件)
【概要】(A)近代国民国家論の基礎をなすT.ウイニチャックンのジオ・ボディの概念を、陸だけでなく海をも視野に入れた概念へと深化させ、国際的に発信した。(B)①19世紀の海洋情報の国際的共有体制のなかに日本も組みこまれており、独自の海洋知再編の試みがなされたこと、②新政府の議会制度模索と並行して、これとは別の、洋学者主導の二院制議会が戊辰戦争期の江戸で開設されていたこと、③幕府評定所が近代的司法制度理解の前...
❏近代化模索期の「国史」編纂と地図作成―赤門書庫旧蔵地図の研究(24520737)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉本 史子(山田史子) (杉本 史子 / 山田 史子) 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10187669)
【キーワード】近代化 / 海図 / 海洋 / 歴史 / 水路 (他19件)
【概要】①東京大学史料編纂所所蔵「赤門書庫旧蔵地図」の整理を完了。2015年度から東京大学史料編纂所において、詳細な研究データがウェブ公開され、原物の閲覧が開始される予定。②調査・研究内容は、『東京大学史料編纂所研究成果報告2014-3 近代移行期の歴史地理把握のタイムカプセル赤門書庫旧蔵地図の研究』(本文392頁)にまとめた。研究成果の一部は、Karen Wigen・Sugimoto Fumiko・Ca...
【環境学】環境解析学:窒素循環海洋を含む研究件
❏高感度・高分解能測定法を用いた海洋における溶存有機態窒素の動態に関する研究(16540445)
【研究テーマ】地球宇宙化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】小川 浩史 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50260518)
【キーワード】溶存有機窒素(DON) / 溶存有機炭素(DOC) / C : N比 / 高感度・高分解能測定 / 窒素循環 (他8件)
【概要】高温燃焼酸化-化学発光検出による、海水中の溶存有機態窒素(DON)の高感度・高分解能測定システムを確立し、これを利用して様々な海域における海水中のDONの分布、また、保存実験による表層海水中のDON分解過程、サンゴによるDONの溶出過程の詳細を明らかにした。確立されたシステムは、国際的な相互機器検定プロジェクトにおいてその高いパフォーマンスが認められた。また、このシステムにおいては、DONと同時に...
❏沿岸海洋生態系における窒素循環研究のための分子トレーサー法の開発と検討(13780413)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】窒素循環 / 海洋 / 炭酸塩堆積物 / 同位体トレーサー / 代謝解析 (他15件)
【概要】海洋沿岸堆積物における微生物学的窒素循環過程を定量的に解析するための同位体トレーサー実験技術の考案・改良・検討を行なった。本研究期間中には珊瑚礁礁池の炭酸塩堆積物中の微生物群集をモデルとして、特に窒素循環における有機化/無機化のプロセスの特定と定量化のための実験技術の検討を進めた。 1.珊瑚礁堆積物は底生微細珪藻類と従属栄養性細菌の活性が共存し、ともに窒素有機化過程に深く関与しているため、細菌類に...
【環境学】環境解析学:中・深層海洋を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【環境学】環境解析学:細胞外加水分解酵素海洋を含む研究件
❏海洋における粒子態有機物の大規模な溶存化現象の微生物・地球化学的な支配機構(17201004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 粒子状有機物 / 溶存有機物 / 微生物ループ / 物質循環 (他8件)
【概要】本研究では海洋における有機物の変質分解にかかわる微生物・地球化学的な過程を、野外調査、実験、モデルの3つのアプローチを複合的に組み合わせて、新たな観点から解明することを試みた。野外調査では、学術調査船白鳳丸KH-05-2次航海(平成17年8月1日〜9月16日)に参加し、西経160度に沿って、南緯10度から北緯55度までの縦断観測を行い、中部北太平洋の表層から深層における微生物諸パラメータの大規模南...
❏海洋における溶存有機炭素の循環を支配する新しいメカニズム(11694197)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】細菌 / 海洋 / 溶存有機物 / ペプチドグリカン / ポリマー (他12件)
【概要】1.海洋に蓄積している有機ポリマーである細菌細胞壁主成分(ペプチドグリカン)の分離、精製、定量法を検討した。 2.海洋細菌を用いてペプチドグリカンの放射標識標品を調製する方法を検討した。 3.上記の検討に基づき、海洋における高分子有機ポリマーの循環速度を高感度に測定するアッセイ法を新規構築することに成功した。 4.沿岸、外洋海域における培養実験を行い、高分子有機ポリマーの分解速度と、分解過程を詳細...
❏水圏での微生物食物連鎖における有機態コロイド粒子の代謝(07404044)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】小池 勲夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30107453)
【キーワード】コロイド粒子 / 微生物食物連鎖 / 水圏生態系 / 溶存有機物 / 懸濁有機物 (他20件)
【概要】本研究は、海洋を中心とした水圏生態系においてコロイドサイズの非生物有機物粒子の動態が、植物プランクトン、細菌群集、原生動物群集などからなる食物連鎖とどのように共役してかを明らかにすることによって、有機物に焦点をあてた生元素循環の機構の解明の目指すものである。1990年に研究代表者等によって報告された、同じサイズクラスの生物粒子の代表的なものである細菌群集よりも1桁以上多い“Submicron pa...
【環境学】環境解析学:原核生物海洋を含む研究件
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【環境学】環境解析学:有機物分解海洋を含む研究件
❏海洋における粒子態有機物の大規模な溶存化現象の微生物・地球化学的な支配機構(17201004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 粒子状有機物 / 溶存有機物 / 微生物ループ / 物質循環 (他8件)
【概要】本研究では海洋における有機物の変質分解にかかわる微生物・地球化学的な過程を、野外調査、実験、モデルの3つのアプローチを複合的に組み合わせて、新たな観点から解明することを試みた。野外調査では、学術調査船白鳳丸KH-05-2次航海(平成17年8月1日〜9月16日)に参加し、西経160度に沿って、南緯10度から北緯55度までの縦断観測を行い、中部北太平洋の表層から深層における微生物諸パラメータの大規模南...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
❏海洋における微生物群衆の動態を計測する新手法の開発(11874112)
【研究テーマ】生態
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 生態系 / トレーサー手法 / 有機物分解 (他13件)
【概要】本研究は、海洋炭素循環において中心的な役割を果たす細菌群集の動態を迅速にモニターする新たな手法を検討し、「微生物多様性と生態系機能の関係」の解明に大きく貢献することを目指して展開した。本研究の鍵になるアイデアは、生化学トレーサー手法を用いた微生物群集活性(機能)の測定と、分子生物学的手法を用いた群集構造(多様性)の解析を密接に結合させた斬新な手法を開拓することであり、それにより、動的な微生物群集構...
【環境学】環境解析学:溶存態海洋を含む研究件
❏海水中の溶存態・コロイド態・粒子態微量金属元素の存在量と生物利用性に関する研究(17681001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小畑 元 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (90334309)
【キーワード】コロイド / 粒子態 / 溶存態 / 海水 / 微量金属元素 (他14件)
【概要】海水中の微量金属元素は、その存在量だけでなく存在状態も植物プランクトンの成育に大きな影響を与える可能性が指摘されている。そこで、本研究では、海水中の微量金属元素を溶存態、コロイド態、粒子態に分けて測定し、その分布と循環過程を明らかにすることを目的とした。 本年度はまず、中空糸膜フィルターを用いたサイズ分画法により、大槌湾流入河川水を濾過し、コロイド粒子を除いた溶存態のアルミニウムを測定した。この結...
❏何故ポリンタンパクが海洋に分布するのか(09876049)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】木暮 一啓 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (10161895)
【キーワード】ポリン / 溶存態 / 海洋 / 海洋細菌 / 死滅 (他7件)
【概要】田上らは海洋に細菌の外膜のチャンネルタンパクであるポリンが溶存態有機物として広く分布することを明らかにした。本研究ではポリンが残存してくるメカニズムを明らかにするため、以下の研究を行なった。 1. 蛍光抗体法によってポリン抗体あるいはP seudomonas aeruginosaに反応ずる菌を調べた。この結果、いずれの抗体にも反応する菌が沿岸から外洋にかけてかなり一般的に分布することが明らかになっ...
【環境学】環境保全学:炭素循環海洋を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏海洋細菌がもつプロテオドプシンの光受容による地球規模炭素循環の支配(22710004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (00553108)
【キーワード】プロテオロドプシン / 光従属栄養 / Flavobacteria / 物質循環 / 海洋 (他9件)
【概要】本研究では、2000年に海洋細菌から見つかった光駆動型プロトンポンプであるプロテオロドプシン(以下PR)の生物機能を、分離培養株を用いて詳細に解析し、PRのプロトン排出速度および利用波長領域を明らかにすることに成功した。従来、PR遺伝子を持つ細菌は難培養性であると考えられてきたが、本研究で多数の分離培養に成功した。 ...
【環境学】環境保全学:微生物群集海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
【環境学】環境保全学:溶存有機物海洋を含む研究件
❏海洋における粒子態有機物の大規模な溶存化現象の微生物・地球化学的な支配機構(17201004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 粒子状有機物 / 溶存有機物 / 微生物ループ / 物質循環 (他8件)
【概要】本研究では海洋における有機物の変質分解にかかわる微生物・地球化学的な過程を、野外調査、実験、モデルの3つのアプローチを複合的に組み合わせて、新たな観点から解明することを試みた。野外調査では、学術調査船白鳳丸KH-05-2次航海(平成17年8月1日〜9月16日)に参加し、西経160度に沿って、南緯10度から北緯55度までの縦断観測を行い、中部北太平洋の表層から深層における微生物諸パラメータの大規模南...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
❏海洋における溶存有機炭素の循環を支配する新しいメカニズム(11694197)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】細菌 / 海洋 / 溶存有機物 / ペプチドグリカン / ポリマー (他12件)
【概要】1.海洋に蓄積している有機ポリマーである細菌細胞壁主成分(ペプチドグリカン)の分離、精製、定量法を検討した。 2.海洋細菌を用いてペプチドグリカンの放射標識標品を調製する方法を検討した。 3.上記の検討に基づき、海洋における高分子有機ポリマーの循環速度を高感度に測定するアッセイ法を新規構築することに成功した。 4.沿岸、外洋海域における培養実験を行い、高分子有機ポリマーの分解速度と、分解過程を詳細...
【数物系科学】地球惑星科学:海洋物理海洋を含む研究件
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
❏千島列島付近潮汐混合の直接観測と北太平洋海洋循環・変動に与える影響の解明(17253004)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐 / 海洋 / 海洋物理学 / 気候変動 / 海洋混合 (他11件)
【概要】H19年度においては、昨年度に引き続きロシア船を傭船し、約1週間(2007年8月下旬から9月上旬)にわたり千島列島海域の乱流計を用いた乱流直接観測を行うことができた。本年度観測では、昨年度機器の故障により十分な深さまで観測ができなかったブッソル海況西水道において1日連続観測を行うことができた。また、深い混合が予想されたブッソル海況東水道の1点、昨年度オホーツク海側で実施したウルップ海況太平洋側の3...
【数物系科学】地球惑星科学:海洋物理学海洋を含む研究件
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
❏千島列島付近潮汐混合の直接観測と北太平洋海洋循環・変動に与える影響の解明(17253004)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐 / 海洋 / 海洋物理学 / 気候変動 / 海洋混合 (他11件)
【概要】H19年度においては、昨年度に引き続きロシア船を傭船し、約1週間(2007年8月下旬から9月上旬)にわたり千島列島海域の乱流計を用いた乱流直接観測を行うことができた。本年度観測では、昨年度機器の故障により十分な深さまで観測ができなかったブッソル海況西水道において1日連続観測を行うことができた。また、深い混合が予想されたブッソル海況東水道の1点、昨年度オホーツク海側で実施したウルップ海況太平洋側の3...
【数物系科学】地球惑星科学:潮汐海洋を含む研究件
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
❏千島列島付近潮汐混合の直接観測と北太平洋海洋循環・変動に与える影響の解明(17253004)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐 / 海洋 / 海洋物理学 / 気候変動 / 海洋混合 (他11件)
【概要】H19年度においては、昨年度に引き続きロシア船を傭船し、約1週間(2007年8月下旬から9月上旬)にわたり千島列島海域の乱流計を用いた乱流直接観測を行うことができた。本年度観測では、昨年度機器の故障により十分な深さまで観測ができなかったブッソル海況西水道において1日連続観測を行うことができた。また、深い混合が予想されたブッソル海況東水道の1点、昨年度オホーツク海側で実施したウルップ海況太平洋側の3...
【数物系科学】地球惑星科学:気候変動海洋を含む研究件
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
❏千島列島付近潮汐混合の直接観測と北太平洋海洋循環・変動に与える影響の解明(17253004)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐 / 海洋 / 海洋物理学 / 気候変動 / 海洋混合 (他11件)
【概要】H19年度においては、昨年度に引き続きロシア船を傭船し、約1週間(2007年8月下旬から9月上旬)にわたり千島列島海域の乱流計を用いた乱流直接観測を行うことができた。本年度観測では、昨年度機器の故障により十分な深さまで観測ができなかったブッソル海況西水道において1日連続観測を行うことができた。また、深い混合が予想されたブッソル海況東水道の1点、昨年度オホーツク海側で実施したウルップ海況太平洋側の3...
【数物系科学】地球惑星科学:堆積物海洋を含む研究件
❏沿岸海洋生態系における窒素循環研究のための分子トレーサー法の開発と検討(13780413)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】宮島 利宏 東京大学, 海洋研究所, 助手 (20311631)
【キーワード】窒素循環 / 海洋 / 炭酸塩堆積物 / 同位体トレーサー / 代謝解析 (他15件)
【概要】海洋沿岸堆積物における微生物学的窒素循環過程を定量的に解析するための同位体トレーサー実験技術の考案・改良・検討を行なった。本研究期間中には珊瑚礁礁池の炭酸塩堆積物中の微生物群集をモデルとして、特に窒素循環における有機化/無機化のプロセスの特定と定量化のための実験技術の検討を進めた。 1.珊瑚礁堆積物は底生微細珪藻類と従属栄養性細菌の活性が共存し、ともに窒素有機化過程に深く関与しているため、細菌類に...
❏海洋におけるメタン生成に関する微生物学的研究(05454091)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】大和田 紘一 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30013585)
【キーワード】メタン / メタン生成細菌 / 海洋 / 動物プランクトン / 腸内 (他13件)
【概要】メタン生成細菌の膜脂質は特異的なエーテル型脂質で構成されているので、その測定により海洋堆積物におけるバイオマスの推定とメタン生成活性の測定を行った。東京湾、相模湾、駿河湾およびその沖合い海域や硫酸還元菌の活性を油壺湾において堆積物試料を採取した。油壺湾、東京湾、駿河湾奥のような富栄養海域の堆積物における間隙水中のメタン量は1g当たり0.12-93nmolであり、メタン生成細菌の脂質量は17-152...
【工学】建築学:空間海洋を含む研究件
❏近代国家模索の歴史的前提―18~19世紀、「極東」のなかの「日本}(17K03094)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉本 史子 (山田史子) 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10187669)
【キーワード】議会 / 海洋 / 裁判 / 情報 / 海図 (他22件)
【概要】(A)近代国民国家論の基礎をなすT.ウイニチャックンのジオ・ボディの概念を、陸だけでなく海をも視野に入れた概念へと深化させ、国際的に発信した。(B)①19世紀の海洋情報の国際的共有体制のなかに日本も組みこまれており、独自の海洋知再編の試みがなされたこと、②新政府の議会制度模索と並行して、これとは別の、洋学者主導の二院制議会が戊辰戦争期の江戸で開設されていたこと、③幕府評定所が近代的司法制度理解の前...
❏近代化模索期の「国史」編纂と地図作成―赤門書庫旧蔵地図の研究(24520737)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉本 史子(山田史子) (杉本 史子 / 山田 史子) 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10187669)
【キーワード】近代化 / 海図 / 海洋 / 歴史 / 水路 (他19件)
【概要】①東京大学史料編纂所所蔵「赤門書庫旧蔵地図」の整理を完了。2015年度から東京大学史料編纂所において、詳細な研究データがウェブ公開され、原物の閲覧が開始される予定。②調査・研究内容は、『東京大学史料編纂所研究成果報告2014-3 近代移行期の歴史地理把握のタイムカプセル赤門書庫旧蔵地図の研究』(本文392頁)にまとめた。研究成果の一部は、Karen Wigen・Sugimoto Fumiko・Ca...
【工学】土木工学:コロイド粒子海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏水圏での微生物食物連鎖における有機態コロイド粒子の代謝(07404044)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】1995 - 1997
【研究代表者】小池 勲夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30107453)
【キーワード】コロイド粒子 / 微生物食物連鎖 / 水圏生態系 / 溶存有機物 / 懸濁有機物 (他20件)
【概要】本研究は、海洋を中心とした水圏生態系においてコロイドサイズの非生物有機物粒子の動態が、植物プランクトン、細菌群集、原生動物群集などからなる食物連鎖とどのように共役してかを明らかにすることによって、有機物に焦点をあてた生元素循環の機構の解明の目指すものである。1990年に研究代表者等によって報告された、同じサイズクラスの生物粒子の代表的なものである細菌群集よりも1桁以上多い“Submicron pa...
【工学】総合工学:有機物海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【工学】総合工学:コロイド海洋を含む研究件
❏海洋に分布する第三の微粒子群?-高度光学手法を用いた萌芽的究明(18651007)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 物質循環 / 微粒子 / コロイド / 微生物 (他8件)
【概要】フローサイトメトリーを用いた微粒子検出における重要な検討課題はノイズの削減である。本年度の研究では、前年度に引き続き、海水中に分布する微粒子のモデルとしてウィルス粒子を考え、そのシグナルを明瞭に分離することを目標として、機器と分析方法の最適化を進めた。なお、ウィルス粒子は直径が20-50nmであり、本研究が目標とする微粒子の粒径とほぼ等しい範囲にある。ノイズは電気的ノイズ、シース溶液に由来するノイ...
❏海水中の溶存態・コロイド態・粒子態微量金属元素の存在量と生物利用性に関する研究(17681001)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小畑 元 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (90334309)
【キーワード】コロイド / 粒子態 / 溶存態 / 海水 / 微量金属元素 (他14件)
【概要】海水中の微量金属元素は、その存在量だけでなく存在状態も植物プランクトンの成育に大きな影響を与える可能性が指摘されている。そこで、本研究では、海水中の微量金属元素を溶存態、コロイド態、粒子態に分けて測定し、その分布と循環過程を明らかにすることを目的とした。 本年度はまず、中空糸膜フィルターを用いたサイズ分画法により、大槌湾流入河川水を濾過し、コロイド粒子を除いた溶存態のアルミニウムを測定した。この結...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
【工学】総合工学:乱流海洋を含む研究件
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
❏千島列島付近潮汐混合の直接観測と北太平洋海洋循環・変動に与える影響の解明(17253004)
【研究テーマ】気象・海洋物理・陸水学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐 / 海洋 / 海洋物理学 / 気候変動 / 海洋混合 (他11件)
【概要】H19年度においては、昨年度に引き続きロシア船を傭船し、約1週間(2007年8月下旬から9月上旬)にわたり千島列島海域の乱流計を用いた乱流直接観測を行うことができた。本年度観測では、昨年度機器の故障により十分な深さまで観測ができなかったブッソル海況西水道において1日連続観測を行うことができた。また、深い混合が予想されたブッソル海況東水道の1点、昨年度オホーツク海側で実施したウルップ海況太平洋側の3...
【農学】生産環境農学:海洋細菌海洋を含む研究件
❏海洋細菌がもつプロテオドプシンの光受容による地球規模炭素循環の支配(22710004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (00553108)
【キーワード】プロテオロドプシン / 光従属栄養 / Flavobacteria / 物質循環 / 海洋 (他9件)
【概要】本研究では、2000年に海洋細菌から見つかった光駆動型プロトンポンプであるプロテオロドプシン(以下PR)の生物機能を、分離培養株を用いて詳細に解析し、PRのプロトン排出速度および利用波長領域を明らかにすることに成功した。従来、PR遺伝子を持つ細菌は難培養性であると考えられてきたが、本研究で多数の分離培養に成功した。 ...
❏何故ポリンタンパクが海洋に分布するのか(09876049)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】木暮 一啓 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (10161895)
【キーワード】ポリン / 溶存態 / 海洋 / 海洋細菌 / 死滅 (他7件)
【概要】田上らは海洋に細菌の外膜のチャンネルタンパクであるポリンが溶存態有機物として広く分布することを明らかにした。本研究ではポリンが残存してくるメカニズムを明らかにするため、以下の研究を行なった。 1. 蛍光抗体法によってポリン抗体あるいはP seudomonas aeruginosaに反応ずる菌を調べた。この結果、いずれの抗体にも反応する菌が沿岸から外洋にかけてかなり一般的に分布することが明らかになっ...
【農学】境界農学:16S rRNA海洋を含む研究件
❏気候関連ガスの動態を左右する海洋微生物系統群の解析(18310011)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 炭素循環 / ジメチルサルファイド / 海洋微生物 (他12件)
【概要】本研究では、海洋微生物の生態を解析するための新しい手法を開発し、これらを駆使して、海洋における炭酸ガスやジメチルサルファイド(DMS)といった気候関連ガスの動態に強い影響を及ぼす微生物鍵種を特定した。さらに、独自技術に次世代超並列シーケンスを組み合わせた解析では、従来法では不可能であった希少種も含めた増殖群の特定に成功し、微生物多様性と生態系の安定性を議論する上での重要な知見を得ることが出来た。...
❏海洋における微生物群衆の動態を計測する新手法の開発(11874112)
【研究テーマ】生態
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 生態系 / トレーサー手法 / 有機物分解 (他13件)
【概要】本研究は、海洋炭素循環において中心的な役割を果たす細菌群集の動態を迅速にモニターする新たな手法を検討し、「微生物多様性と生態系機能の関係」の解明に大きく貢献することを目指して展開した。本研究の鍵になるアイデアは、生化学トレーサー手法を用いた微生物群集活性(機能)の測定と、分子生物学的手法を用いた群集構造(多様性)の解析を密接に結合させた斬新な手法を開拓することであり、それにより、動的な微生物群集構...
【農学】社会経済農学:政治海洋を含む研究件
❏近代国家模索の歴史的前提―18~19世紀、「極東」のなかの「日本}(17K03094)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】杉本 史子 (山田史子) 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10187669)
【キーワード】議会 / 海洋 / 裁判 / 情報 / 海図 (他22件)
【概要】(A)近代国民国家論の基礎をなすT.ウイニチャックンのジオ・ボディの概念を、陸だけでなく海をも視野に入れた概念へと深化させ、国際的に発信した。(B)①19世紀の海洋情報の国際的共有体制のなかに日本も組みこまれており、独自の海洋知再編の試みがなされたこと、②新政府の議会制度模索と並行して、これとは別の、洋学者主導の二院制議会が戊辰戦争期の江戸で開設されていたこと、③幕府評定所が近代的司法制度理解の前...
❏近代化模索期の「国史」編纂と地図作成―赤門書庫旧蔵地図の研究(24520737)
【研究テーマ】日本史
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】杉本 史子(山田史子) (杉本 史子 / 山田 史子) 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10187669)
【キーワード】近代化 / 海図 / 海洋 / 歴史 / 水路 (他19件)
【概要】①東京大学史料編纂所所蔵「赤門書庫旧蔵地図」の整理を完了。2015年度から東京大学史料編纂所において、詳細な研究データがウェブ公開され、原物の閲覧が開始される予定。②調査・研究内容は、『東京大学史料編纂所研究成果報告2014-3 近代移行期の歴史地理把握のタイムカプセル赤門書庫旧蔵地図の研究』(本文392頁)にまとめた。研究成果の一部は、Karen Wigen・Sugimoto Fumiko・Ca...
【農学】動物生命科学:生態系海洋を含む研究件
❏北太平洋中緯度海域で発見されたウィルス・ホットスポットの形成機構の解明(22651004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / ウィルス / 空間分布 / 生態系 (他11件)
【概要】外洋域においてウィルス数が局所的極大を示す層、すなわち「ウィルス・ホットスポット(VHS)」、の分布の実態把握と形成機構の究明を行った。観測の結果、VHSは中部および西部北太平洋において広範に見られ、その分布が溶存酸素アノマリーの分布と関連することが明らかになった。観測・実験データを基に、VHSの形成には、宿主依存的なウィルス生産、鉛直混合、紫外線影響の3要因が関与しているという新たな仮説を提案し...
❏海洋における微生物群衆の動態を計測する新手法の開発(11874112)
【研究テーマ】生態
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 生態系 / トレーサー手法 / 有機物分解 (他13件)
【概要】本研究は、海洋炭素循環において中心的な役割を果たす細菌群集の動態を迅速にモニターする新たな手法を検討し、「微生物多様性と生態系機能の関係」の解明に大きく貢献することを目指して展開した。本研究の鍵になるアイデアは、生化学トレーサー手法を用いた微生物群集活性(機能)の測定と、分子生物学的手法を用いた群集構造(多様性)の解析を密接に結合させた斬新な手法を開拓することであり、それにより、動的な微生物群集構...
【農学】森林圏科学:海洋微生物海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏気候関連ガスの動態を左右する海洋微生物系統群の解析(18310011)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (80277871)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 炭素循環 / ジメチルサルファイド / 海洋微生物 (他12件)
【概要】本研究では、海洋微生物の生態を解析するための新しい手法を開発し、これらを駆使して、海洋における炭酸ガスやジメチルサルファイド(DMS)といった気候関連ガスの動態に強い影響を及ぼす微生物鍵種を特定した。さらに、独自技術に次世代超並列シーケンスを組み合わせた解析では、従来法では不可能であった希少種も含めた増殖群の特定に成功し、微生物多様性と生態系の安定性を議論する上での重要な知見を得ることが出来た。...
【農学】水圏応用科学:海洋生態系海洋を含む研究件
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏北太平洋中緯度海域で発見されたウィルス・ホットスポットの形成機構の解明(22651004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / ウィルス / 空間分布 / 生態系 (他11件)
【概要】外洋域においてウィルス数が局所的極大を示す層、すなわち「ウィルス・ホットスポット(VHS)」、の分布の実態把握と形成機構の究明を行った。観測の結果、VHSは中部および西部北太平洋において広範に見られ、その分布が溶存酸素アノマリーの分布と関連することが明らかになった。観測・実験データを基に、VHSの形成には、宿主依存的なウィルス生産、鉛直混合、紫外線影響の3要因が関与しているという新たな仮説を提案し...
❏海洋中深層における炭素循環を駆動する有機物-微生物相互作用系の動的構造解析(20310010)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 有機物 / 炭素循環 / 中深層 (他12件)
【概要】海洋炭素循環の理解の上で鍵になる、中深層での有機物の変質・分解過程とそれに関わる微生物群集の動態を新たな切り口から追及した。北極海において、微生物諸量の全深度分布を世界で初めて解明するとともに、西部北太平洋での時系列観測を先駆的に展開し、微生物活性の分布構造の海域間での違いと季節変動を明らかにした。また、懸濁態有機物のアミノ酸窒素安定同位体比から、有機物の変質過程を解析する新たな手法を開発した。...
【農学】水圏応用科学:物質循環海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏海洋細菌がもつプロテオドプシンの光受容による地球規模炭素循環の支配(22710004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】吉澤 晋 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (00553108)
【キーワード】プロテオロドプシン / 光従属栄養 / Flavobacteria / 物質循環 / 海洋 (他9件)
【概要】本研究では、2000年に海洋細菌から見つかった光駆動型プロトンポンプであるプロテオロドプシン(以下PR)の生物機能を、分離培養株を用いて詳細に解析し、PRのプロトン排出速度および利用波長領域を明らかにすることに成功した。従来、PR遺伝子を持つ細菌は難培養性であると考えられてきたが、本研究で多数の分離培養に成功した。 ...
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
【農学】水圏応用科学:細菌群集海洋を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏水圏における複合有機コロイド系の動態を支配する生物複雑性メカニズムに関する研究(13308029)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】溶存有機物 / 海洋コロイド / 細菌群集 / 有機物分解 / 海洋生態系 (他19件)
【概要】本研究では、水圏における溶存態およびコロイド態有機物の動態とそれに関わる細菌群集の変動機構の解明を目的とした。以下の成果が得られた。 1.海洋のコロイド有機物の重要な構成成分であるペプチドグリカンの分解過程を放射トレーサー法により解析し、分子内部位(糖鎖およびペプチド鎖)による分解速度定数の違いを初めて明らかにした。 2.沿岸海洋における深度別の微生物分布を解析するモデルを検討した。また、このモデ...
❏海洋における微生物群衆の動態を計測する新手法の開発(11874112)
【研究テーマ】生態
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】微生物 / 多様性 / 生態系 / トレーサー手法 / 有機物分解 (他13件)
【概要】本研究は、海洋炭素循環において中心的な役割を果たす細菌群集の動態を迅速にモニターする新たな手法を検討し、「微生物多様性と生態系機能の関係」の解明に大きく貢献することを目指して展開した。本研究の鍵になるアイデアは、生化学トレーサー手法を用いた微生物群集活性(機能)の測定と、分子生物学的手法を用いた群集構造(多様性)の解析を密接に結合させた斬新な手法を開拓することであり、それにより、動的な微生物群集構...
【農学】水圏応用科学:海洋を含む研究件
❏日独共同観測による「北極の湿潤化」の追究(18KK0292)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2018-10-09 - 2021-03-31
【研究代表者】猪上 淳 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00421884)
【キーワード】北極海 / 雲 / 海氷 / 大気ー海氷ー海洋相互作用 / 雲システム (他11件)
【概要】本研究課題におけるドイツのアルフレッドウェーゲーナー極地海洋研究所(以下:AWI)との共同観測・共同研究の主要な成果は、以下の4つが挙げられる。(1)大気領域モデルにおける雲・放射過程を日本の研究船で観測した事例で検証(ドイツを含む4カ国からなる7つのモデルが参加)、(2)ニーオルスンで実施したCPSゾンデ観測データの補正方法の提唱とドイツが実施した雲観測データとの比較、(3)ロシア・ケープバラノ...
❏海洋表面マイクロ層とエアロゾルの微生物学:生物活動と気候をつなぐフロンティア(16H02562)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 海洋 / 海表面マイクロ層 / 大気エアロゾル / メタゲノム (他12件)
【概要】本研究では,海洋の生物活動と気候システムのリンクとして,バイオエアロゾルによる雲生成への影響に注目し,これを制御する鍵として海表面マイクロ層と海から生成するエアロゾル中の微生物動態について解析を行った. 第一に,海洋から大気へと放出されるエアロゾルの質的かつ量的な変動を制御していると考えられる鍵微生物グループを特定した.第二に,メタゲノム情報から鍵微生物グループのゲノム構築を行い,それらの機能解析...
【農学】水圏応用科学:微生物海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏海洋表面マイクロ層とエアロゾルの微生物学:生物活動と気候をつなぐフロンティア(16H02562)
【研究テーマ】水圏生産科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】浜崎 恒二 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80277871)
【キーワード】微生物 / 海洋 / 海表面マイクロ層 / 大気エアロゾル / メタゲノム (他12件)
【概要】本研究では,海洋の生物活動と気候システムのリンクとして,バイオエアロゾルによる雲生成への影響に注目し,これを制御する鍵として海表面マイクロ層と海から生成するエアロゾル中の微生物動態について解析を行った. 第一に,海洋から大気へと放出されるエアロゾルの質的かつ量的な変動を制御していると考えられる鍵微生物グループを特定した.第二に,メタゲノム情報から鍵微生物グループのゲノム構築を行い,それらの機能解析...
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
【農学】水圏応用科学:海洋物質循環海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏潮汐混合の直接観測と潮汐18.6年振動に関わる海洋・気候変動の解明(20221002)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】安田 一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (80270792)
【キーワード】潮汐鉛直混合 / 長期大気海洋変動 / 海洋物質循環 / 海洋生態系 / 海洋 (他18件)
【概要】千島列島やアリューシャン列島海峡域において、中深層に及ぶ通常の数千倍の乱流鉛直混合の存在を、観測によって実証した。この大きな潮汐鉛直混合は、鉄や栄養塩等の物質循環を通じて、親潮など北太平洋亜寒帯海域の海洋生態系に大きな影響を与える。さらにその潮汐混合が18.6年周期で変動することによって生じる海洋変動が、日本東方海面水温とアリューシャン低気圧等の大気海洋相互作用を通じて増幅し、太平洋規模の気候・海...
【医歯薬学】薬学:分解海洋を含む研究件
❏海洋における溶存有機炭素の循環を支配する新しいメカニズム(11694197)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】永田 俊 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183892)
【キーワード】細菌 / 海洋 / 溶存有機物 / ペプチドグリカン / ポリマー (他12件)
【概要】1.海洋に蓄積している有機ポリマーである細菌細胞壁主成分(ペプチドグリカン)の分離、精製、定量法を検討した。 2.海洋細菌を用いてペプチドグリカンの放射標識標品を調製する方法を検討した。 3.上記の検討に基づき、海洋における高分子有機ポリマーの循環速度を高感度に測定するアッセイ法を新規構築することに成功した。 4.沿岸、外洋海域における培養実験を行い、高分子有機ポリマーの分解速度と、分解過程を詳細...
❏海洋表層における高分子溶存有機物の分解過程-微生物,地球化学的アプローチ(08458142)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 細菌 / タンパク質 / 炭素低環 (他12件)
【概要】海洋中の溶存有機物は、陸上植生、土壌有機物と並んで、地球上の3大有機炭素リザバ-のひとつの数えられている。その変動は、グローバルな炭素フラックス、さらには、大気中最大の温室効果気体である二酸化炭素の年-100年スケールでの変動にも影響を及ぼしうる.本研究の目的は、海洋における溶存有機物の蓄積メカニズムを、微生物生態学と地球化学を融合させた学際的なアプローチを用いて実験的に解明することである。生体ポ...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏海洋表層における生態・炭素循環システムの構造転換に関する実証・理論的研究(10480125)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 炭素循環 / 食物網 / 微生物 (他8件)
【概要】1.海洋の炭素循環に大きな影響を及ぼす微生物群集と溶存有機物の空間分布を北部北太平洋亜寒帯海域において解析した。高感度溶存有機物分析装置を駆使し、表層から深層にいたるアミノ酸の鉛直分布を解析するとともに、これと、微生物群集の現存量、生産活性との関連を詳細に調べた。その結果、太平洋の東西での、細菌活性の勾配が検出され、生態炭素循環システムの構造が顕著な空間変動を示していることが明らかにされた。変動要...
❏海洋表層における高分子溶存有機物の分解過程-微生物,地球化学的アプローチ(08458142)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1997
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 溶存有機物 / 細菌 / タンパク質 / 炭素低環 (他12件)
【概要】海洋中の溶存有機物は、陸上植生、土壌有機物と並んで、地球上の3大有機炭素リザバ-のひとつの数えられている。その変動は、グローバルな炭素フラックス、さらには、大気中最大の温室効果気体である二酸化炭素の年-100年スケールでの変動にも影響を及ぼしうる.本研究の目的は、海洋における溶存有機物の蓄積メカニズムを、微生物生態学と地球化学を融合させた学際的なアプローチを用いて実験的に解明することである。生体ポ...
【医歯薬学】看護学:ウイルス海洋を含む研究件
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏海洋中深層における大規模炭素循環を支配する微生物食物網ネットワークの機構論的解明(24241003)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋生態系 / 中深層 / 微生物食物網 / 炭素循環 / 原核生物 (他10件)
【概要】本研究では、これまで未解明であった、海洋中深層の炭素循環過程を支配する微生物食物網ネットワークの構造と動態に関する理解を深化させるために、研究船による観測とモデリングを連携させた学際的な研究を推進した。その結果、海洋の表層から深層にかけて、深度とともに、微生物食物網の構造が系統的に変化することが明らかになった。また、微生物間相互作用を明示的に組み込んだ、全海洋規模3次元生物地球化学モデルの構築を進...
❏北太平洋中緯度海域で発見されたウィルス・ホットスポットの形成機構の解明(22651004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / ウィルス / 空間分布 / 生態系 (他11件)
【概要】外洋域においてウィルス数が局所的極大を示す層、すなわち「ウィルス・ホットスポット(VHS)」、の分布の実態把握と形成機構の究明を行った。観測の結果、VHSは中部および西部北太平洋において広範に見られ、その分布が溶存酸素アノマリーの分布と関連することが明らかになった。観測・実験データを基に、VHSの形成には、宿主依存的なウィルス生産、鉛直混合、紫外線影響の3要因が関与しているという新たな仮説を提案し...
【医歯薬学】看護学:細菌海洋を含む研究件
❏高プロリン含有成分に着目した新しい海洋有機物動態論の開拓(17H06294)
【研究テーマ】環境解析評価およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋物質循環 / プロリン / コロイド粒子 / アミノ酸 / 海洋微生物 (他12件)
【概要】アミノ酸は重要な生体構成成分であり、海洋物質循環において重要な役割を果たしている。これまで海洋環境中のアミノ酸動態については多くの研究がなされてきたが、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち唯一の環状2級アミンであるプロリンは、分析方法上の制約から、その分布や変動についての知見が限られてきた。本研究では、この方法的な制約を克服し、海洋試料のアミノ酸組成を、プロリンを含めて高感度に分析する手法...
❏海洋における大規模な有機炭素鉛直輸送過程の新規制御機構の解明(15H01725)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / 凝集体 / 炭素循環 / 沈降フラックス (他14件)
【概要】海洋表層の基礎生産で生成された有機物(凝集体)の沈降によって媒介される炭素鉛直輸送(生物ポンプ)は、海洋内部での炭素貯留を促進するプロセスとして重要であるが、その変動や制御には不明の点が多い。本研究では、凝集体の形成・沈降過程を、凝集体と海洋細菌群集の相互作用という新たな切り口から追及した。実験的解析の結果、海洋細菌群集には、大型凝集体の形成を顕著に促進する作用があることが示された。また、凝集体形...
❏北太平洋中緯度海域で発見されたウィルス・ホットスポットの形成機構の解明(22651004)
【研究テーマ】環境動態解析
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】永田 俊 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (40183892)
【キーワード】海洋 / 微生物 / ウィルス / 空間分布 / 生態系 (他11件)
【概要】外洋域においてウィルス数が局所的極大を示す層、すなわち「ウィルス・ホットスポット(VHS)」、の分布の実態把握と形成機構の究明を行った。観測の結果、VHSは中部および西部北太平洋において広範に見られ、その分布が溶存酸素アノマリーの分布と関連することが明らかになった。観測・実験データを基に、VHSの形成には、宿主依存的なウィルス生産、鉛直混合、紫外線影響の3要因が関与しているという新たな仮説を提案し...