❏マルチビーム測深技術を用いた浅海底地形学の開拓と防災・環境科学への応用(25242026)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】菅 浩伸 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (20294390)
【キーワード】地形 / サンゴ礁 / マルチビーム測深 / 浅海底マッピング / ボーリングコア (他11件)
【概要】本研究では,最先端のマルチビーム測深を用いて作成する精密海底地形図を基に,これまでの知見がきわめて少なかった浅海底の地形とその形成について議論を行い,従来の地形学にない「浅海底地形学」を開拓するための端緒となる研究を行った。石垣島における沈水カルスト地形の発見と地形学研究がその例である。また,さらに,作成した精密海底地形図を基に,自然科学から社会・文化科学の領域にわたる学際研究を展開した。その一つ...
❏沿岸防災基盤としてのサンゴ礁地形とその構造に関する研究(22240084)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】菅 浩伸 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20294390)
【キーワード】サンゴ礁 / 地形 / マルチビーム測深 / 浅海域マッピング / ボーリングコア (他8件)
【概要】本研究では,サンゴ礁がもつ防波構造について,地形学と堆積学の両面から詳細かつ具体的な知見を得た。まず,マルチビーム測深機を導入してサンゴ礁外洋側斜面に発達する縁脚縁溝系等の海底地形を高精度で可視化した。琉球列島でこれらの海底地形を高精度で可視化するのは初めてである。さらに,琉球列島やモルディブなどで掘削したボーリングコア等を分析し,サンゴ礁堆積物の中で堅固な礁構造をつくるマリンセメントの分布が礁縁...
❏環礁立国におけるサンゴ礁の防災機能と礁-洲島系の構造維持に関する研究(18251003)
【研究テーマ】地理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】菅 浩伸 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20294390)
【キーワード】サンゴ礁 / 環礁 / 海面上昇 / 地盤崩壊 / 津波 (他10件)
【概要】本研究課題では,インド洋モルディブ共和国で津波に対する環礁洲島の応答,環礁洲島の地盤,洲島地形についての現地調査を行い,太平洋の環礁立国(マーシャル諸島共和国・キリバス・ツバル)での地形調査とあわせて,環礁立国の持続的発展へ向けての見通しを得た。津波に対する環礁や洲島の構造的な強さと,洲島上のインフラストラクチャーの脆さが明らかになった。また,世界で初めて環礁洲島で発生した地盤崩壊より,続成作用に...