マルチモダリティ脳画像を用いたヒト・マウスをつなぐトランスレータブル脳指標の開発
【研究分野】精神神経科学
【研究キーワード】
脳・神経 / 精神疾患 / 安静時脳機能画像 / 自発的脳活動 / 機能的結合 / 自閉症 / 疾患モデル動物 / 機械学習 / 脳画像
【研究成果の概要】
本研究は、脳形態や脳活動などに関連するマルチモダリティの磁気共鳴画像(MRI)計測をマウスに対して縦断的に実施し、ヒトMRIデータとの相同性・臨床指標との関連性を精査することで、ヒト・マウス共通に評価可能な脳画像指標の確立を目指した。脳構造画像に対するvoxel-based morphometry、安静時脳機能画像に対する機能的結合解析、ならびにヒトとの比較を通して、辺縁系~基底核の脳構造・脳機能結合が、ヒト・マウスに共通する自閉症のバイオマーカーとなる可能性が示唆された。今後、自閉症に特徴的な行動のフェノタイプとの対応関係等を精査しながら、得られた指標の特性を検討することが有意義と思われた。
【研究代表者】