乳がん患者のうつ・不安・倦怠感に対する新世代認知行動療法の無作為対照比較試験
【研究分野】精神神経科学
【研究キーワード】
心理療法 / 認知行動療法 / マインドフルネス / がん / うつ / 不安 / 倦怠感 / QOL / QOL / 乳がん / 精神療法 / サイコオンコロジー / マインドフルネス認知療法
【研究成果の概要】
ステージⅠ~Ⅲの乳がん患者を対象に毎週2時間全8回のマインドフルネス認知療法のランダム化比較試験を行った。介入群(n=38)は待機対照群(n=36)と比較して、介入終了時(8週後)のうつ・不安HADS、がん再発不安CARS、スピリチュアル・ウェルビーイングFACIT-Sp、QOL(FACT-G)、倦怠感BFI、マインドフルネス傾向FFMQのいずれもが有意に良好であった(p<0.01)。これらの優位性は介入終了4週後も維持された。本研究はマインドフルネス認知療法を用いた介入ががん患者の苦痛の軽減に有効であることを、日本で最初に示した研究である。
【研究代表者】