消化器癌の網羅的DNAメチル化解析による癌症例層別化
【研究分野】消化器外科学
【研究キーワード】
小腸大腸肛門外科学 / 癌 / エピゲノム / エピジェネティクス / マイクロアレイ / 次世代シーケンサー / 情報工学
【研究成果の概要】
胃癌は網羅的DNAメチル化解析により3群のエピジェノタイプに分類され、EBウィルス感染実験によりEBウィルス感染そのものが超高メチル化群の原因であることを証明した。大腸癌前癌病変を解析し、癌で認めたDNAメチル化エピジェノタイプは腺腫の段階ですでに完成しており、1%を占める鋸歯状腺腫がBRAF変異と強く相関する高メチル化群の前癌病変であり、99%を占める非鋸歯状腺腫がKRAS変異と強く相関する中メチル化群、および低メチル化群の2群の前癌病変であった。大腸異常陰窩は癌遺伝子変異はあったがメチル化異常の蓄積は非常に低レベルであった。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
堤 修一 | 東京大学 | 先端科学技術研究センター | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
宇於崎 宏 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)