大規模遺伝子解析データの活用による食品成分の効果の個人差に関する包括的検討
【研究分野】食品科学
【研究キーワード】
ゲノム / 遺伝子多型 / ゲノムワイド関連解析 / コーヒー / 魚食 / アレルギー / 食習慣 / 一塩基多型 / 個人差 / 摂取量 / インターネット / ニュートリゲノミクス / 健康補助食品 / ゲノムワイド相関解析
【研究成果の概要】
個別化疾病予防のため、食品の効能に対する個人差をゲノムレベルで解明することが重要であるが、日本人集団を対象とする研究は乏しかった。本研究は食品因子と一塩基多型(SNPs)の関連の解明を目的とし、大規模日本人SNPsデータベースと食品摂取に関するアンケート調査を用いてゲノムワイド関連解析を実施した。
着目した4つの食習慣に有意に関連するSNPsを同定し、インターネットによるゲノムコホート研究が有用であることを示した。特に、遺伝型によって魚の摂取頻度が変化することを初めて明らかにした。さらに、ヨーロッパ系集団と異なるSNPが日本人集団では食習慣に影響することを示した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)