脂肪細胞の脂肪分解により放出される新規インスリン分泌刺激物質の探索
【研究分野】代謝学
【研究キーワード】
糖尿病 / 脂質 / インスリン分泌 / 脂肪細胞 / リパーゼ / メタボローム解析 / インスリン / 脂肪分解 / インスリン分泌刺激物質
【研究成果の概要】
カテコラミン刺激によるインスリン分泌という生理現象があるがその分子機構は未解明である。申請者らは、脂肪細胞における脂肪水解を担うリパーゼであるホルモン感受性リパーゼ(HSL)の欠損マウス(HSLKO)において検討を行った結果、この現象がHSLKOでは全く認められないことを見出した。この現象はインスリン分泌に影響する既知のホルモンの変動では説明できず、 カテコラミン刺激による脂肪細胞のHSL依存性脂質水解により産生される代謝産物がインスリン分泌を促進している可能性が示唆された。メタボロミクス解析により複数の候補物質を同定し、現在in vivo、in vitroでの検証を進めている。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
高梨 幹生 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
高本 偉碩 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)