アジアにおけるデジタル化の国際比較―利活用水準、政策体系、電子認証制度に注目して
【研究キーワード】
アジア / デジタル化 / 個人認証制度 / Eガバメント / 地域研究
【研究成果の概要】
本研究では2010年代以降に本格化したデジタル端末の普及が経済社会に与える影響(以下では「デジタル化」と呼ぶ)に着目し、アジア諸国の国際比較から共通性と異質性を明らかにすることを目的としている。
2021年度は本研究プロジェクトメンバーで、研究会を実施し、外部講師からの発表および研究会メンバーによる研究報告を行った。その成果のうち、概説部分を「アジア経済社会のデジタル化をどう捉えるか?」(大泉啓一郎・伊藤亜聖・金成垣著、『アジア研究所紀要』、48巻,12-21頁, 亜細亜大学)として刊行した。そこでは各国の開発計画、経済統合、労働市場への影響、行政サービスの各分野におけるデジタル化の影響を検討している。また日本と新興国の間のデジタル分野のパートナーシップの可能性について「共創パートナーとしての日本 新興国デジタル化時代の役割と課題」(伊藤亜聖著、NIRA総合研究開発機構オピニオンペーパー、No.59)を執筆し、刊行した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
金 成垣 | 東京大学 | 大学院人文社会系研究科(文学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
大泉 啓一郎 | 亜細亜大学 | 付置研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)