妊婦低栄養とエピジェネティクス変化との関連性に関する研究
【研究分野】応用健康科学
【研究キーワード】
生活習慣病 / DOHaD / エピジェネティクス / 糖尿病 / DNAメチル化 / 低栄養
【研究成果の概要】
低出生体重は成長後の様々な生活習慣病のハイリスクであるとするDOHaD説が確立しつつあるが,分子機序は不明である.そこで,臍帯血,胎盤の標的遺伝子のDNAメチル化率をパイロシークエンシング法で測定し,胎盤重量,児の出生体重との関連を検討した.その結果,胎盤重量と臍帯血NDUFB6,NR3C1,PPARGC1,胎盤NDUFB6,LIT1,MEG3,PPARGC1のDNAメチル化率には有意な相関を認めた.また,出生体重と胎盤H19,NDUFB6,MEG3,RXRAのDNAメチル化率に有意な相関を認めた.従って,出生体重,胎盤重量といくつかの遺伝子のDNAメチル化には関連性があることを明らかにした.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)