現代ドイツにおける哲学研究の動向と研究基盤調査
【研究分野】哲学
【研究キーワード】
戦後ドイツ哲学 / 学派形成 / 哲学概念 / インターネット / 統一後のドイツ哲学 / 哲学の国際化 / ドイツ哲学 / メディア論 / ドイツ統一 / 言語分析哲学 / 現象学 / 戦後ドイツの哲学 / 旧東独の哲学 / 現代哲学 / 戦後ドイツ / 研究交流 / 哲学研究 / 哲学部 / 哲学科
【研究成果の概要】
1)戦後ドイツにおける哲学研究の動向、2)学派形成のメカニズム、3)哲学研究の国際と研究交流、4)統一後の動向、および5)ニューメディアと<哲学>概念の変化の5つのテーマを設定し、それぞれについて基本的なデータの収集と整理を行いつつ、その上で総合的な分析を試みた。その結果としてそれぞれについて次のような成果が得られた。
1)一時期までは戦前から活躍していた「大哲学者」の存在によって全体の活気が保たれていたが、70年代以降は研究・教育のシステム全体が時代遅れとなり、全集の編纂のような文献学的作業が多く、生産的な活動が全体的に停滞している。
2)ディルタイ、ニーチェの受容や批判理論の展開についてケース・スタディを行った。
3)ドイツにおけるインタヴューや来日した研究者との討論によって哲学における国際交流の現状について広く知見を得られた。
4)この問題はまだ最終的な回答を与えるには時期尚早であり、いずれ数年後にあらためて調査を行う必要がある。
5)インターネット上に公開されたドイツ哲学についての情報について調査し、その現状を記述した。
【研究代表者】