イメージング・シミュレーション・オミクスによる骨格形成機構の多角的解析
【研究分野】形態系基礎歯科学
【研究キーワード】
骨代謝 / 骨粗鬆症 / 破骨細胞 / HIV / シグナル / 骨格 / 骨芽細胞 / ケモカイン / 骨 / 軟骨 / 形態形成 / 骨格形成 / 骨吸収性疾患 / イメージング / シミュレーション / 老化 / 恒常性 / 発生
【研究成果の概要】
本研究では、中軸骨格組織形成に関わる 重要な分子群をスクリーニング・同定することを目的とした。 さらに、候補遺伝子のノックアウトマウスの骨格の解析を進めた。特に進捗のあった成果 として、ケモカイン受容体CCR5が骨粗鬆症の発症に重要であることを明らかにした。 CCR5はHIV共受容体でありHIV治療標的分子である。CCR5の阻害薬Maravirocおよび抗CCR5中和抗体はヒト培養破骨細胞のアクチン リング形成・骨吸収活性を阻害した。CCR5KOマウスは骨粗鬆症への抵抗性を示 した。これらは、CCR5を標的としたHIV治療が骨吸 収性疾患に対してもメリットをもたらす可能性を示している。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
李 智媛 | 愛媛大学 | プロテオサイエンスセンター | 助教(特定教員) | (Kakenデータベース) |
疋田 温彦 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)