肺炎症惹起インジウム低濃度曝露における生物学的モニタリング早期指標の確立
【研究分野】衛生学
【研究キーワード】
インジウム / 生物学的モニタリング / 健康診断 / 健康影響 / モニタリング / 曝露指標 / 影響指標 / 肺障害 / 血液 / 尿
【研究成果の概要】
インジウムリサイクル事業場のインジウム(In)曝露に関して作業環境測定、個人曝露濃度測定を行った。生物学的モニタリングとしては血清・尿・毛髪 In 濃度、血清間質性肺炎マーカーの KL-6、 SP-D について調べた。血清 In 濃度と尿クレアチニン補正を行った尿 In 濃度は高い相関を示したが、一方、血清 In 濃度と毛髪 In 濃度は相関がなかった。溶解作業者の毛髪 In濃度は作業後に 800μg/g 超の濃度を示し、塩化インジウム付着による毛髪汚染が明らかになった。外部汚染の曝露指標として毛髪 In 濃度は妥当であることが示唆された。
【研究代表者】