水素の高ダイナミックレンジ定量イメージング
【研究キーワード】
同位体顕微鏡 / 二次元イオン検出器 / 高ダイナミックレンジ / 水素 / 惑星 / イメージング / 同位体 / 質量分析
【研究成果の概要】
水素をイメージング可能な同位体顕微鏡の二次元イオン検出システムを高ダイナミックレンジ化する手法を開発し、固体物質表面の多量の水素と極微量な水素を同一視野において同時にイメージング可能とする。
本年度は、昨年度までに開発した選択的画素リセットを行うイメージングシステムを用いて、実際の隕石に含まれる難揮発性包有物を分析した。同一視野内の鉱物間で数桁の濃度分布が分かっているマグネシウムとアルミニウム同位体をイメージングした。通常、数分で画素キャパシタが飽和して信号が取得不可になる条件において、画素を飽和させずに6時間以上の分析が可能であることが分かり、6桁を超えるダイナミックレンジのイメージングが可能となった。今後は、基本動作の精度をブラッシュアップしつつ、水素の高ダイナミックレンジイメージングを実行する。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
飯塚 毅 | 東京大学 | 大学院理学系研究科(理学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【配分額】17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)