腫瘍微小環境に基づいたVEGF抑制を超える脳腫瘍に対する血管新生抑制療法の開発
【研究分野】脳神経外科学
【研究キーワード】
神経膠腫 / 血管新生 / 微小環境 / 周皮細胞 / RANTES / VEGF / 神経血管ワイアリング / SDF1 / グリオーマ / 内皮細胞 / 管腔形成 / 血管密度 / 予後因子 / 脳腫瘍 / 血管新生抑制 / ペプチド療法 / 間葉系幹細胞 / 腫瘍幹細胞 / IDH1 / 微小血管内皮細胞 / 悪性脳腫瘍 / 膠芽種 / 遺伝子発現
【研究成果の概要】
神経膠腫の血管新生にはVEGF誘導による血管内皮細胞の働き以外に、微小環境の細胞とのクロストークが重要であることが明らかにされた。微小環境には腫瘍細胞のほかに、腫瘍幹細胞、間葉系幹細胞、周皮細胞により血管新生が促進された。そのVEGF以外の標的分子としてSDF-1 (CXCR4)の関与は少なく、RANTESが注目された。今後、さらに標的分子の効果を動物モデルで確認するとともに、クロストークの点で神経と血管とのクロストークとして、神経血管ワイアリング分子の検討を今後行っていく。
【研究代表者】