植物受容体様タンパク質による環境ストレス応答機構の分子基盤
【研究分野】生物生産化学・生物有機化学
【研究キーワード】
受容体 / ストレス / シグナル伝達 / ペプチド
【研究成果の概要】
受容体型キナーゼRPK1過剰発現植物が高い乾燥耐性および酸化ストレス耐性能を持つことを示した。RPK1は複合的なストレス環境など、自然の複雑な環境条件下での植物の適応反応に機能することが示唆された。さらに、システインリッチリピート(CRR)受容体型キナーゼCRK36が、植物の浸透圧ストレスおよびアブシジン酸応答を負に制御を行う新規因子であることを示した。CRK36は細胞質型キナーゼARCK1と受容体複合体を形成して下流のシグナル伝達を制御し、ストレス下における光合成の制御を行うことを明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)