T細胞分化制御のシステムバイオロジー
【研究分野】免疫学
【研究キーワード】
サイトカイン / シグナル伝達 / 転写因子 / ヘルパーT細胞 / 制御性T細胞 / TGFβ / モデル化 / エピジェネティクス / 遺伝子発現制御
【研究成果の概要】
ヘルパーT細胞は免疫制御の中心を担う細胞である。近年、Th1, Th2以外に多くのサブタイプ(Th9, Th17, iTreg等)が存在していることが知られるようになってきた。本研究ではTGFβのシグナル伝達経路を中心にヘルパーT細胞各サブタイプへの分化制御機構の解明を行った。まずTGFβとIL-4によるTh9分化にはSmad2/3に依存し、さらにIRF4との共同作用が必要であることを明らかにした。さらに消化管におけるiTregの誘導には樹状細胞からのTGFβが重要であること、TGFβの産生には腸内細菌によるTLR2-AP1経路とSmad3経路が重要であることを見いだした。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
山田 訓 | 岡山理科大学 | 工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)