脳内の神経細胞の分化方向を人為的に変換させる試み
【研究分野】神経化学・神経薬理学
【研究キーワード】
大脳新皮質 / 神経細胞 / 層特異性 / 転写因子 / 発生・分化 / 神経科学 / 大脳皮質 / 抑制性神経細胞
【研究成果の概要】
マウスの発生期大脳新皮質内で、人為的に特定の遺伝子を強制発現することにより、抑制性神経細胞を多く作らせることに成功した。また、大脳新皮質の第2-3層の神経細胞と第4層の神経細胞に関して、二種の転写因子Brn1/2とRorbが相互抑制しており、前者が優位になると2-3層神経細胞に、後者が優位になると4層神経細胞に分化することを見出した。すなわち、この両者を使い分けることによって、未成熟神経細胞からの分化方向を人為的に変換できることを発見した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
荒巻 道彦 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)