網羅的代謝解析を用いた白血球によるCOPD発症機構の解明
【研究分野】呼吸器内科学
【研究キーワード】
COPD / 白血球 / 赤血球 / メタボローム解析 / 活性酸素 / ペントースリン酸回路 / 代謝 / 酸化ストレス / coPD / タバコ / 代謝解析
【研究成果の概要】
申請者は、キャピラリー電気泳動-質量分析装置を用いたメタボローム解析より、タバコ煙抽出液は、細胞内糖代謝流速を解糖系からペントースリン酸回路にシフトさせ、ヌクレオチド生成も亢進させ、細胞内糖代謝応答に異常を引き起こす事で、白血球の機能や生存を制御している可能性が示唆する可能性を示した。そのため、この回路の異常が白血球の機能異常を齎し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態修飾に寄与すると考えられた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)