シグナル伝達系パスウエイの挙動に基づく細胞群シミュレーション法の確立
【研究分野】生体生命情報学
【研究キーワード】
ヘルパーT細胞 / 免疫ネットワーク / 転写因子 / サイトカイン / シミュレーション / iTreg / Th17
【研究成果の概要】
ヘルパーT細胞のサブタイプの分化のモデル化を題材に細胞内反応と細胞群の挙動を同時に計算する手法を開発した。サブタイプに分化する前のTh0内の転写因子相互作用とサイトカインによる分化・増殖の影響をモデル化し、Th17とiTregのTCR刺激強度依存性とTGF-β濃度依存性を再現することができた。その際に、Foxp3で誘導されRORγtの効果を抑制する未知の抑制因子が必要であることがわかった。樹状細胞とnTregを加えた系でiTregの生理的役割を解析した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉村 昭彦 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)