乾燥および高温ストレスによる転写因子の安定化機構の種横断的解析
【研究分野】植物保護科学
【研究キーワード】
植物 / 非生物ストレス応答 / 高温ストレス / 転写因子 / 翻訳後制御 / リン酸化 / プロテインキナーゼ / 安定性制御 / ストレス応答 / 安定化 / タンパク質分解 / 乾燥ストレス
【研究成果の概要】
シロイヌナズナのDREB2Aは、脱水および高温ストレスに応答した遺伝子発現制御において重要な転写因子である。DREB2Aタンパク質は通常は速やかに分解されるが、ストレス下では安定化し、下流遺伝子の発現を活性化させる。しかしながら、ストレスに応じたDREB2Aの安定性制御メカニズムは明らかになっていなかった。
本研究では、DREB2Aの安定性がストレス依存的なリン酸化状態の変化によって制御されることを見出した。リン酸化される配列の類似性と機能的保存性から、同様の機構が他の植物でも機能していると考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)