ブロック共重合体の精密設計に基づく全身投与型siRNAデリバリーシステムの創製
【研究分野】生体医工学・生体材料学
【研究キーワード】
siRNA / DDS / ブロック共重合体 / ポリエチレングリコール(PEG) / ポリ(L-リジン)(PLL) / がん / 腎疾患 / ポリ(L-リジン) (PLL) / ドラッグデリバリー
【研究成果の概要】
siRNAは、標的mRNAを特異的かつ効率的にノックダウンできることから、疾患治療への応用が期待されている。しかしながら、siRNAのキャリアシステムの開発が大きな課題であった。そこで本研究では、ポリエチレングリコールとカチオン性ポリアミノ酸より構成されるブロック共重合体が1分子のsiRNAと十数ナノメートルの小会合を形成することに着目し、siRNAキャリアとしての開発を進めてきた。ブロック共重合体の化学構造と組成の最適化によって、siRNAの高い血中滞留性と固形がん集積性を達成した。さらに、固形がんや腎疾患の動物モデルに対する優れた治療効果を確認した
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宮田 完二郎 | 東京大学 | 大学院医学系研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)