光スイッチ遺伝子発現制御による非侵襲的な膵癌治療法の開発
【研究分野】消化器外科学
【研究キーワード】
遺伝子発現制御 / 光遺伝学 / Phytochrome B / 光受容体 / 癌 / ルシフェラーゼ / がん / 光制御 / 遺伝子発現 / 膵癌
【研究成果の概要】
膵癌は早期発見が困難であり、予後が極めて不良な疾患であることから、より優れた治療法の開発が急務である。本研究は、光照射により遺伝子発現制御が可能な「光スイッチシステム」を作製し、膵癌の遺伝子治療法の開発を目指すことを目的として研究を行った。植物の光受容体フィトクロムBとその結合タンパク質(PIF6)の赤色光照射による結合が転写活性化スイッチとなり、近赤外光で転写が抑制されるベクターを作製した。このシステムは癌治療への応用に向けた生物学的なプロセスにおける転写調節への適用が期待される。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
小澤 岳昌 | 東京大学 | 大学院理学系研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
高折 恭一 | 京都大学 | 健康長寿社会の総合医療開発ユニット | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)