In vivoヒト白血病発症モデルを用いたエピジェネティック関連遺伝子異常の解析
【研究分野】血液内科学
【研究キーワード】
急性骨髄性白血病 / epigenetics / 遺伝子変異 / ヒトCD34陽性細胞 / 臍帯血由来CD34陽性細胞 / PML-RARA / FLT3-ITD / DNMT3A / NPM1 / 臍帯血由来CD34陽性細 / NOGマウス / in vivoモデル
【研究成果の概要】
本研究は、急性骨髄性白血病(AML)に近年同定されたエピジェネティック関連遺伝子変異の生体内での機能解析を目的としたものである。これらの遺伝子変異の中で、DNMT3A変異R882Hを中心に解析を行った。これをヒト造血幹細胞(CD34陽性細胞)に導入したところ、controlに比べ骨髄単球系分化マーカーの発現は抑制され、colony assay 法では骨髄単球系コロニーは減少した。この細胞をNOGマウスに移植したが、長期に経過観察しても白血病発症は確認できなかった。これらの結果から、DNMT3A変異は単独では白血病を発症させるのには不十分であることが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
安藤 潔 | 東海大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
八幡 崇 | 東海大学 | 医学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)