低酸素・低栄養に抵抗性な癌細胞を標的とした新規制癌法
【研究分野】腫瘍生物学
【研究キーワード】
癌 / 組織・細胞 / ストレス / エピジェネティクス / ヒストン / 細胞・組織 / ヒストン修飾
【研究成果の概要】
癌の進展には腫瘍微小環境が重要な役割を果たす。我々は、低酸素・低栄養という腫瘍微小環境が(1)腫瘍細胞の増殖、転移能を促進すること(2)免疫系を制御すること(3)ヒストン脱メチル化酵素(JMJD1A, JHDM1D)が腫瘍増殖や血管新生を制御すること(4)JMJD1A阻害が血管新生阻害剤と相乗効果を示すことを報告してきた。このことから低酸素・低栄養に抵抗性な癌細胞を標的とすることが新規制癌法の開発に繋がることが示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)