合成生物学的手法による超分子複合体形成の研究
【研究分野】構造生物化学
【研究キーワード】
リボソーム / 無細胞蛋白質合成系 / リポソーム / シャペロン / ATP合成酵素 / トランスロコン / 膜タンパク質 / 自己組織化 / 生体外蛋白質合成系 / 膜蛋白質複合体 / フォールディング / 膜蛋白質 / 蛋白質複合体 / ATPase / トランスコロン / 膜透過機構
【研究成果の概要】
多くの蛋白質は複合体を形成することで制御された機能発現が可能となるが、細胞内の複合体の形成プロセスはほとんど未解明である。本プロジェクトでは、再構築型無細胞蛋白質合成系PURE systemを用いて、ポリペプチドの合成反応と複合体形成を試験管内で再構築を行った。その結果、細胞膜上の22のポリペプチドから形成されるATP合成酵素、および3つのポリペプチドからなるトランスロコンの合成に成功した。また16SrRNAと20種類の蛋白質からなる超分子複合体であるリボソームの小サブユニット(30S)の効率の高い再構築を、さまざまな生合成因子の共存により成功した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】48,360千円 (直接経費: 37,200千円、間接経費: 11,160千円)