アミノレブリン酸投与後の腫瘍特異的ポルフィリン蓄積メカニズムの解明
【研究分野】腫瘍診断学
【研究キーワード】
がんの個性診断 / バイオマーカー / 5-アミノレブリン酸 / プロトポルフィリンIX / PEPT1 / ABCG2 / ミトコンドリア / 治療効果予測因子 / 好気代謝
【研究成果の概要】
がん患者にアミノレブリン酸(ALA)を投与すると、腫瘍特異的にポルフィリンが蓄積されることが知られており、この現象を利用したがんの診断・治療が臨床で用いられている。しかしながら、腫瘍特異的なポルフィリン蓄積の分子メカニズムは未だ解明されていない。そこで本研究では腫瘍特異的なポルフィリン蓄積メカニズムの解明を目的とし、特異的なポルフィリン蓄積に関わる生体内物質を同定する。その結果、ALAの取り込みにトランスポーターPEPT1、ポルフィリンの排出にはATP-binding cassette(ABC)トランスポーターABCG2が関わっていることが示された。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)