RICS/PX-RICSによる活動依存的スパイン形態変化の制御機構
【研究分野】医化学一般
【研究キーワード】
細胞内情報伝達 / 分子神経生物学 / 神経可塑性 / シグナル伝達 / 脳・神経 / スパイン / RICS/PX-RICS / NMDA受容体 / CaMKII / 14-3-3 / GABARAP / シナグル伝達 / 14-3-3ζ/θ / ニューロン / 樹状突起 / RICS / PX-RIGS / N-cadherin / β-catenin
【研究成果の概要】
RICSは神経細胞のシナプス後部に局在し、興奮性シグナルとシナプス接着とのリンクに関係すると考えられている。本研究でノックアウトマウス由来神経細胞を用いた解析を行い、NMDA受容体→CaMKII→RICS→Cdc42およびJNKというシグナル伝達経路を見出した。PX-RICSは、非神経細胞ではN-cadherin/β-catenin複合体の輸送に関与することが示されている。本研究で、PX-RICS依存的輸送系の構成因子が、spine apparatus(樹状突起に広く分布する小胞体・ゴルジ体様の膜構造)に局在することを見出した。したがって、PX-RICS依存的輸送系が、樹状突起およびスパインにおいても機能している可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中村 勉 | 東京大学 | 分子細胞生物学研究所 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)