造血器腫瘍におけるポリコーム群複合体機能異常の病因論的意義の解明
【研究分野】血液内科学
【研究キーワード】
造血腫瘍 / エピジェネティクス / ポリコーム群複合体 / Pcgf1 / Kdm2b / 造血幹細胞 / 骨髄球分化 / 血液 / 骨髄増殖性腫瘍 / 造血器腫瘍 / ポリコーム群遺伝子 / Ezh1 / Ezh2 / 骨髄異形成症候群
【研究成果の概要】
ポリコーム群複合体はヒストン修飾を介して転写を抑制的に制御する。polycomb repressive complex 1 (PRC1)は造血幹細胞の維持に重要な機能を有するが、バリアントPRC1複合体の存在が明らかとなり、その機能が注目されている。PRC1.1はRing1b, Pcgf1, Kdm2b, BcorからなるバリアントPRC1複合体である。遺伝子欠損マウスの解析から、PRC1.1遺伝子欠損マウスに造血幹細胞の造血再生活性に異常はなく、骨髄球系への分化が増強されることから、PRC1.1は造血幹細胞の骨髄球への分化を抑制的に制御することが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
仁田 英里子 | 神戸大学 | 医学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】41,730千円 (直接経費: 32,100千円、間接経費: 9,630千円)