細胞内におけるアクチン構造多型の検出とその生理的意義の解明
【研究分野】生物物理学
【研究キーワード】
アクチン / 構造
【研究成果の概要】
アクチン構造は細胞機能に重要である。しかし、アクチンの構造多型は細胞内では検出されておらず、その生理学的な関連についてもわかっていない。本研究では細胞内のアクチン構造多型を検出するため、分子内FRETシステムを用いた。
FRETプローブを結合させたアクチンをPtK2細胞に接着細胞用のエレクトレポレーターを用いて導入し、共焦点顕微鏡により観察した。PtK2細胞内のFRETレシオ値は局所的に異なっており、このことは細胞内においてもアクチン構造は多様であることを示している。細胞内のアクチンは複数の構造をとり、細胞機能に関与していることが考えられる。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
上田 太郎 | 産業技術総合研究所 | セルメカニクス研究グループ | (Kakenデータベース) |
長崎 晃 | 産業技術総合研究所 | セルメカニクス研究グループ | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)