アレルギー・動脈硬化・癌の新規薬物標的としてのsPLA2-IIIの機能解析
【研究分野】生物系薬学
【研究キーワード】
脂質代謝 / アレルギー / 動脈硬化 / 大腸癌 / ホスホリパーゼA2 / 脂質メディエーター / 癌 / リン脂質 / 分泌性ホスホリパーゼA2 / マスト細胞成熟 / リゾホスファチジン酸 / アナフィラキシー / 好塩基球 / IgE依存性慢性アレルギー性炎症 / LDL変性
【研究成果の概要】
脂質代謝酵素であるホスホリパーゼA2(PLA2G3)を起点とした脂質ネットワークが、アレルギー担当細胞であるマスト細胞の従来未解明であった成熟のプロセスを制御することを明らかとした。
PLA2G3欠損マウスの解析を通じて、本酵素が大腸癌とその発症リスクである大腸炎の増悪に関わることを明らかとした。更に、ヒト大腸癌患者の予後とPLA2G3の発現量が相関することを報告した。
PLA2はLDLの分解変性と動脈硬化の進展に関わることが想定されていたが、これを担うPLA2分子実体は不明であった。我々はこの動脈硬化促進性PLA2に該当するのはPLA2G3であることを欠損マウスの解析を通じて実証した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
村上 誠 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)