分泌性ホスホリパーゼA_2酵素群の生体内機能に関する総合解析
【研究分野】生物系薬学
【研究キーワード】
脂質 / ホスホリパーゼ / ノックアウトマウス / ホスホリパーゼA_2 / トランスジェニックマウス / 生体膜 / 脂質メタボロミクス / リン脂質 / 脂質メディエーター / 不飽和脂肪酸 / 皮膚 / 脂肪酸 / 炎症 / 精子
【研究成果の概要】
細胞外リン脂質代謝酵素である分泌性ホスホリパーゼA_2(sPLA_2)酵素群の生体内機能を解明するために、各アイソザイムの欠損マウスと過剰発現マウスを導入し、その表現型を解析した。その結果、(1)雄性生殖器に発現している二種のsPLA_2(III, X)がそれぞれ精子の成熟と活性化に関わること、(2) sPLA_<2-> Xが体毛形成、消化、神経機能に関わること、(3)樹状細胞特異的に発現しているsPLA_<2-> IIDが免疫応答の収束に関わること、(4)肥満に伴い脂肪細胞に誘導されるsPLA_<2-> Vがメタボリックシンドロームを抑制すること、を明らかにした。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
山本 圭 | 財団法人東京都医学総合研究所 | 生体分子先端研究分野 | 主席研究員 | (Kakenデータベース) |
武富 芳隆 | 財団法人東京都医学総合研究所 | 生体分子先端研究分野 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)