抗がん剤およびがん分子標的薬に対する治療抵抗性および薬剤反応性の分子機構
【研究分野】臨床腫瘍学
【研究キーワード】
ABCトランスポーター / ABCB1 / ABCG2 / ABCB5 / P-糖タンパク質 / BCRP / 抗がん剤耐性 / SNP / ABC輸送体 / ABC transporter
【研究成果の概要】
本研究の主な成果は以下の通りである。(1) ABCB5がドセタキセルなどの抗がん剤を細胞外に排出するトランスポーターであることを示した。(2) FBXO15とUBE2R1がP-糖タンパク質のユビキチン化と分解に働くことを示した。(3) タンパク質脱リン酸化酵素のPP5-PPP2R3C複合体がP-糖タンパク質の発現を負に制御していることを示した。(4) 新規BCRP阻害薬が、動物実験でBCRP発現ヒト大腸がんに対するイリノテカンの抗腫瘍効果を増強することを示した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】21,840千円 (直接経費: 16,800千円、間接経費: 5,040千円)