赤痢アメーバのプロテアーゼ分泌の分子機構の解明
【研究分野】寄生虫学(含衛生動物学)
【研究キーワード】
感染症 / 原虫 / 病原機構 / 膜輸送 / 代謝 / 創薬 / オルガネラ / 進化 / 小胞輸送 / プロテアーゼ / 微生物 / 蛋白質 / システインプロテアーゼ / 赤痢アメーバ
【研究成果の概要】
腸管寄生性原虫赤痢アメーバのもつ、組織破壊に重要なシステインプロテアーゼの細胞内輸送・分泌の分子機構を解明することを目的に、リソソームから細胞膜への輸送に関与する低分子量GTPase Rab11Bと相互作用し活性を制御したり、分泌を直接実行する分子の特定を行った。活性型 Rab11B に特異的に結合するタンパク質としてbeta adaptin, gamma adaptin, Sec6を同定した。Rab11B が積み荷輸送において出芽から繋留まで制御することを示唆している.本研究成果は、病原因子の分泌と組織破壊を阻害する方法の構築にも役立つ可能性がある。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
津久井 久美子 | 国立感染症研究所 | その他部局等 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
中野 由美子 (斉藤由美子 | 中野 由美子(斉藤由美子)) | 国立感染症研究所 | その他部局等 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
千葉 洋子 | 筑波大学 | 生命環境科学研究科(系) | 助教 | (Kakenデータベース) |
橋本 哲男 | 筑波大学 | 生命環境科学研究科(系) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)