認知症患者のQOLを反映するバイオマーカーの探索的研究
【研究分野】内科学一般(含心身医学)
【研究キーワード】
認知症 / QOL / 表情解析 / SF-8 / 唾液アミラーゼ / バイオマーカー / コミュニケーション / 医療提供 / QOL
【研究成果の概要】
コミュニケーションが取れなくなった認知症患者に、せめてQOLを評価して患者の気持ちを推し量ることができれば、医療適応の判断や治療効果の判定に役立つのではないか。従来のQOL評価は質問票であり、コミュニケーションのとれない患者には用いることが出来ない。今回は、コミュニケーションのとれる患者にQOL評価としてSF-8とVASによる自己評価を施行。唾液アミラーゼなどのバイオマーカー検査と顔写真を撮影し、医療従事者とOKAO Vision(R)で表情推定を行った。精神的健康QOLとOKAO Vision(R)の「悲しみ」に相関が認められ、表情推定がQOL評価につながる可能性が示唆された。
【研究代表者】