進化過程に隠されたジベレリン起源物質の構造解明
【研究分野】生物有機化学
【研究キーワード】
コケ植物 / 分化誘導物質 / 生理活性物質 / ジベレリン / ジテルペン / 植物 / ホルモン / コケ / 分化制御
【研究成果の概要】
ジベレリンの合成中間体であるent-カウレン酸(KA)から代謝され、ヒメツリガネゴケの分化を誘導する活性型代謝物として、KAの3位が水酸化された3OH-KAを同定した。加えてNGS解析からの成果としてKAの 2位を水酸化する酵素(KA2ox)遺伝子を特定し、2OH-KA合成過程が不活性化反応であることも示した。さらに、KA2ox遺伝子の発現応答様式を解析して、上記3OH-KAが活性本体であることも示した。これら一連の研究成果は査読付き原著論文として受理され、公表の機会を得た(Miyazaki et al., 2018)。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
川出 洋 | 東京農工大学 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
林 謙一郎 | 岡山理科大学 | 理学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)