癌組織・センチネルリンパ節を可視化する蛍光拡張現実感ナビゲーション手術の開発
【研究分野】外科系歯学
【研究キーワード】
医用・生体画像 / 口腔外科学 / 医用画像処理 / 癌
【研究成果の概要】
癌に対する外科治療において、原発巣の三次元的な浸潤範囲や転移リンパ節の部位を把握することはきわめて重要であるとともに、センチネルリンパ節の同定が容易にできれば治療成績は向上する。外科医の新しい目として腫瘍の存在する位置情報をリアルタイム三次元ディスプレイにより患者に重ね合わせて表示できれば、画像誘導手術の操作性を格段に向上させると考えられる。本研究では、最新の拡張現実感技術・蛍光造影法・画像センシング技術を導入して、肉眼的に明らかでない原発巣の進展範囲や転移巣を実空間で立体的に視覚化する基盤技術の開発を行なった。実空間での位置計測のために高精度CCDカメラによるマシンビジョンシステムを用い、空間座標を特定して空間的な位置関係を精確に一致させるシステムを確立した。
【研究代表者】