免疫系ー神経系クロストークによる脊髄損傷の病態解明
【研究分野】整形外科学
【研究キーワード】
脊髄損傷 / Notchシグナル / エピジェネティクス / 神経科学 / オリゴデンドロサイト前駆細胞
【研究成果の概要】
本研究では脊髄損傷時における免疫系と神経系との細胞間相互作用を解析した。脊髄損傷部位においては損傷後に免疫細胞の集積が見られ、この免疫系細胞の周辺にはOlig2陽性のオリゴデンドロサイト前駆細胞が集積することが明らかとなった。同時にオリゴデンドロサイト前駆細胞は正常時には増殖が非常に緩やかな細胞集団であるが損傷依存的に増殖が活性化することが明らかとなった。この機構の一端として本研究では細胞間シグナル伝達機構の一つして知られるNotchシグナルの活性化が関与していることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】23,530千円 (直接経費: 18,100千円、間接経費: 5,430千円)