伸張性運動に伴って生ずる筋損傷に対する非侵襲的なバイオマーカーの妥当性
【研究キーワード】
運動誘発性筋損傷 / 伸張性収縮運動 / 生化学マーカー / タイチン / 妥当性 / 尿 / 遅発性筋痛 / バイオマーカー / 伸張性収縮 / タイチンNフラグメント / 遅発性筋損傷 / 筋収縮様式 / 妥当性検証 / 筋痛
【研究成果の概要】
伸張性運動の後に生ずる遅発性の筋損傷は運動誘発生筋損傷(EIMD)と呼ばれる。近年、EIMD後にタイチンのN末端の断片物(UTF)が尿中に逸脱することが明らかになった。本研究では、UTFがEIMDの生化学マーカーとしての妥当性の検証を目的として研究を実施した。その結果、UTFは1)短縮性運動後では上昇しないこと、2)EIMDの繰り返し効果を反映すること、3)男女で差がないこと、4)有酸素運動後の経時変化は無酸素運動後の変化とは様相が異なること、が明らかとなった。これらの結果は、UTFがEIMDの生化学マーカーとして高い妥当性を有している可能性があることを示唆するものである。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鈴木 克彦 | 早稲田大学 | スポーツ科学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
山口 翔大 | 慶應義塾大学 | システムデザイン・マネジメント研究科(日吉) | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)