機械学習を用いた集中治療部における急性腎障害の発症予測と層別化
【研究キーワード】
機械学習 / 急性腎障害 / 畳み込みニューラルネットワーク / 集中治療部
【研究成果の概要】
本年度は機械学習を用いた集中治療部(ICU)での急性腎障害予測の検討結果を論文にまとめ、英文査読誌に投稿し受理された。具体的には、ICU内で取得された時系列データに1次元畳み込みニューラルネットワークを適用し、将来的な急性腎障害を引き起こす予測値を各時点毎に算出するシステムを構築し、またその予測結果が何故得られたかを後ろ向きに検討するための根拠可視化も行った。また教師なし深層学習を用いた腎疾患のクラスタリング、可視化についての検討も結果をまとめて英文査読誌に投稿し、受理された。これらの結果は腎疾患診療における機械学習、大規模データ利活用の有用性を示唆した。さらに、人工知能と腎病理、急性腎障害についての英文著書(分担)を執筆した。以上のの結果・検討から、さらに機械学習の予測不確実性を根拠可視化手法に反映する研究も開始した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【配分額】2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)