肝虚血再灌流障害抑制/抗血小板作用を持つ薬剤溶出生体吸収ステント開発と肝移植応用
【研究分野】消化器外科学
【研究キーワード】
生体吸収 / ステント / 虚血再灌流障害 / 肝移植 / 生体吸収ステント / 門脈吻合 / 門脈 / ミニブタ / ラット / 肝虚血再灌流障害 / シロスタゾール
【研究成果の概要】
シロスタゾール(CZ)溶出生体吸収ステントの作成に難渋したため、ラット肝虚血再灌流モデルでのCZ投与効果を検討した。CZ投与にて肝機能値の改善および各種サイトカインの産生が低下した。また、CZ投与群で生存率も有意に改善し、CZによる肝虚血再灌流障害の抑制効果が示された。次に、大動物(ブタ)での門脈吻合モデルおよび門脈ステント留置モデルの作成を行った。全身麻酔下で開腹し、門脈を露出後に前壁2/3周切離し、同部を縫合閉鎖した。門脈縫合部末梢からガイドワイヤーとシースを留置し、透視下に金属ステントを留置した。血管造影にてステントが門脈縫合部に留置されていることを確認した。
【研究代表者】