Crispr/Cas9ゲノム編集技術を基盤とした抗原特異的免疫細胞療法の確立
【研究分野】腫瘍治療学
【研究キーワード】
CRISPR / Cas9 / ゲノム編集 / がん抗原 / 細胞傷害性T細胞 / Crispr / CRISPR/CAS9 / がん抗原特異的CTL / 抗原特異的な癌免疫細胞療法
【研究成果の概要】
マウスCD8+T細胞に、T細胞受容体を標的として、改良型SpCas9リコンビナントタンパク質/ gRNA複合体を電気穿孔法を用いて細胞内に導入し、TCR欠損CD8+T細胞を作成した。その細胞に、hgp100がん抗原特異的TCR遺伝子を導入し、hgp100がん抗原特異的CTLを作出した。この細胞は、悪性黒色腫に対して高い細胞傷害性を示した。我々は、CRISPR/Cas9ゲノム編集システムを用いて、TCR遺伝子の除去に成功した。そしてTCR欠損CD8+T細胞にがん抗原特異的TCRsを遺伝子導入することで、がん抗原特異的細胞傷害性T細胞を作成することに成功した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)