子宮体癌・卵巣明細胞腺癌における新規分子標的治療法とそのバイオマーカーの探索
【研究分野】産婦人科学
【研究キーワード】
子宮体癌 / 卵巣癌 / 分子標的治療 / ゲノム解析 / バイオマーカー / PI3K / cyclin D1 / DNA修復 / PI3K / TP53 / アポトーシス / 遺伝子変異 / 卵巣明細胞腺癌 / Ras / 染色体コピー数異常 / マイクロサテライト不安定性 / 転移 / 診断的バイオマーカー / PI3K経路 / mTOR / PIK3CA / PTEN
【研究成果の概要】
我々は子宮体癌と卵巣癌(特に明細胞腺癌)において、癌特有のシグナル伝達経路の異常に着目し、新規分子標的治療薬の有効性とそのバイオマーカーについて新たな知見を得た。
1. 子宮体癌、卵巣明細胞腺癌において、PI3K経路を阻害する薬剤(PI3K/mTOR同時阻害剤)の有効性を示した。治療効果を予測するうえで、がん遺伝子KRAS変異陰性やがん抑制遺伝子TP53の変異陰性が有用であることを明らかとした。
2.子宮体部・卵巣同時発生癌において、ゲノム解析により正確な診断と予後予測が可能であることを解明した。また、子宮体癌においてCyclin D1変異やDNA修復経路異常が重要であることを示した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)