胆道癌における癌ワクチン療法の有効性とサイトカインシグナル抑制分子の役割について
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
癌ワクチン / 胆道癌 / 免疫 / 免疫療法 / 癌 / シグナル伝達 / ペプチド癌ワクチン / 免疫制御 / 免疫学 / トランスレーショナルリサーチ
【研究成果の概要】
申請者らは既治療が不応となった胆道癌患者を対象としたカクテルペプチド癌ワクチン療法第Ⅱ相治験を行った。本臨床研究に使用するカクテルペプチドの一つOCV-105 はcDNA マイクロアレイ法による包括的ゲノム情報から膵癌、胆管癌組織に高頻度に発現する遺伝子として同定され、CTLを誘導し得るHLA-A2402 拘束性エピトープペプチドである。本試験で使用する他の二つ、エルパモチド、OCV-101はVEGFR1,2由来のHLA-A 拘束性エピトープペプチドであり、VEGF-Aの受容体である。この受容体を標的にしたCTLの誘導により血管新生の阻害および癌細胞の増殖・転移を阻害することが期待できる。
【研究の社会的意義】
癌ワクチン療法における免疫学的解析をおこなう予定である。癌ワクチン療法における免疫学的解析をおこなった研究は少なく、学術的意義や社会的意義の高いものになると思われる。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
谷 憲三朗 | 東京大学 | 医科学研究所 | 特任教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2014-08-29 - 2016-03-31
【配分額】780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)