細胞老化促進マウスを用いた加齢制御機構の解明
【研究分野】病態医化学
【研究キーワード】
細胞老化 / 加齢性変化 / 寿命 / 発がん / 遺伝子改変マウス / 大腸発がん / がん抑制 / 分子病態学
【研究成果の概要】
細胞老化誘導が加速したマウスにおいて、加齢性変化促進し寿命が短くなるかどうかを明らかにする目的で、非分解型Claspinを発現するトランスジェニックマウスを作製した。このマウス由来の線維芽細胞は低レベルの細胞老化誘導ストレスにおいても有意に老化誘導が亢進していることを確認した。このマウスを1年半程度飼育していると、野生型マウスは羸痩や脊柱彎曲、行動遅延といった加齢性変化を認めないが、細胞老化促進マウスにおいてはこれらの加齢性変化が認められた。以上の結果は、細胞老化促進マウスでは個体の加齢が促進するものと考えられた。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)