セマンティックディジタルアーカイブのための音声・映像・言語の統合的処理
【研究分野】メディア情報学・データベース
【研究キーワード】
マルチメディア / 音声 / 画像 / 自然言語 / テキスト / 映像 / Web / アーカイブ
【研究成果の概要】
特定領域申請のための計画をすすめた。中川は、6月に開催された特定領域研究「韻律と音声処理」の会合および7月に開催された情報処理学会音声言語情報処理研究会の席上で、研究計画を披露し、多くの方から意見を求めた。その検討結果と各大学での研究計画設定のための会合を経て、平成15年8月5,6日に代表者、分担者15名で各自の研究状況、世界的観点から各自の研究の位置づけ、これからの研究内容に対する意見交換を行った。これにより、以下の3研究項目と8研究計画班を決定した。さらに、9月4日、9月19日、10月25日に本領域申請のための打ち合わせ会議を行うなど、活発な情報交換および意見のとりまとめを行ってきた。
●研究項目A01:セマンティックアーカイブ構築のためのセンシング・インデキシング・アノテーション
講義・講演、会議・ミーティング、テレビ放送、Web上の映像などの膨大なマルチメディア情報を内容まで立ち入って高度に利用できるように、情報を有効に観測し(センシング)、インデックスや注釈(アノテーション)を付ける(半)自動化手法を研究する。
●研究項目A02:セマンティックアーカイブの検索・要約・質問応答
セマンティックデジタルアーカイブからユーザにとって必要な情報を音声やテキスト及び映像などの統合処理により検索し要約する手法、および全世界の百科事典の塊のような膨大なアーカイブに質問し答えを見出す手法を研究する。
●研究項目A03:セマンティックアーカイブの活用のためのコンテンツ生成・適応
セマンティックアーカイブをコンテンツの集合と考え、これらを有機的に結合して、ユーザに適した新しいコンテンツを生成する手法、および多様なユーザが多様な情報端末から手軽にアーカイブを利用できる手法を研究する。
【研究代表者】