発がんにおけるmicroRNAの発現異常の意義とその分子機構の解明
【研究分野】発がん
【研究キーワード】
発現制御 / 上皮‐間充織変換 / Cdx1 / miR-200c / miR-199a / miR-15/-16 / Brm / 上皮-間充織変換 / miR200c / miRNA / SWI/SNF複合体 / フィードバックループ / がん細胞 / Cdx2 / CD44 / エピジェネティクス / Egr1
【研究成果の概要】
ヒトでは現在約1000種以上のmiRNAが知られ、その中でもmiR-21,miR-199a,niR-200c,miR-15/-16等はその発現レベルが癌組織において、それが由来した正常細胞のそれと比べ異常な発現レベルを示すことが知られる。本研究では、こうしたmiRNAの異常発現がどのように誘導されているのかを追求して、miRNAと転写制御因子やクロマチン構造変換因子の間で形成されるいくつかの重要な発現制御ネットワークを明らかにした。また我々が開発した特定のmiRNAを阻害する分子(TuD)が、こうした解析にはもちろん、将来のがん治療にもたいへん有効であることを示した。(288)
【研究代表者】