ミトコンドリア・ダイナミクスを標的としたグレリンによる慢性腎臓病新規治療戦略
【研究分野】腎臓内科学
【研究キーワード】
グレリン / ミトコンドリア / マイトファジ― / fission / fusion / マイトファジー / 内科 / 糖尿病
【研究成果の概要】
グレリン(Ghr)は腎障害をミトコンドリア(Mit)由来酸化ストレス低下を介して治癒する。一方腎障害におけるMitダイナミックスの意義が注目されている。糖尿病の腎障害において、Ghrの有効性を検証した。8週齢のC57BL/6マウスへストレプトゾトシンを投与し糖尿病発症を確認した後、12週間 Ghr (300μg/kg)を連日腹腔投与した。その結果Ghrが糖尿病におけるMitの膨化、クリステの断裂を軽快させた。GhrはMitのfissionおよびfusionに影響を与えなかったが、マイトファジー関連分子であるPINK1およびParkinの発現を上昇させた。グレリンが糖尿病性腎症の悪化を抑制する。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
篠塚 圭祐 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
伊藤 裕 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)